🎬『かくしごと』関根光才監督、脚本/128分/6月7日よりテアトル新宿、センチュリーシネマ他にて全国ロードショー公開
絵本作家の千紗子(杏)は、絶縁していた父・孝蔵(奥田瑛二)の認知症の介護のため、施設に入れるまでと山深い実家に戻ってきた。
娘のことも覚えていないような父親との同居に驚くばかりの毎日が続くなか、幼馴染でシングルマザーの久江(佐津川愛美)と気晴らしに居酒屋にいった帰りに突然車の前に出て来た少年をひいてしまった。
その事故で記憶を失ってしまった少年(中須翔真)を助けた紗久子と久江は、少年の身体に虐待の痕を見つける。少年を守るため、千紗子は自分が母親だと嘘をつき、呆けた父親と3人で一緒に暮らし始めるが……。
観ている間は緊張感もあって最後まで楽しめたが、観た後で、現実的の考えると「おかしい」点があった。それを説明すると、ネタバレしてしまうので書けない。いかにも今の「映画」として作り込みすぎると感じた。
この映画の価値を大きく上げているのが奥田瑛二さんのボケ老人、上手い❗️『洗骨」以来の名演技。大好きな佐津川愛美さんは、ここではシングルマザーだがお声は娘声でキンキンとした響きが気になった。子を産んだ人の声ではなかったように思った。
★原作は北國浩二の「噓」