🎬『ミセス・クルナス vs. ジョージ・W・ブッシュ』アンドレアス・ドレーゼン監督/ドイツ、フランス/119分/5月3日より新宿武蔵野館、17日より伏見ミリオン座にて全国順次ロードショー公開。
2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロの1カ月後。ドイツのブレーメンに暮らすトルコ移民クルナス一家の長男ムラートは、旅先のパキスタンでタリバンの嫌疑をかけられ、キューバにあるグアンタナモ収容所に収監されてしまう。
母ラビエ(メルテム・カプタン)は息子を取り戻そうと奔走するが、警察も行政も動いてくれない。そこで電話帳で見つけた人権派弁護士ベルンハルト・ドッケ(アレクサンダー・シェアー)の事務所に押しかけてに助けを求める。
やがてラビエはドッケからのアドバイスで、アメリカ合衆国最高裁判所で、ブッシュ大統領を相手に訴訟を起こすことを決意する。
実際にあった話。
息子のためなら、交通規則は守らないで猪突猛進。「昔の知り合いです。待たせてもらいます」と嘘ついて有名弁護士に面会したりと厚かましいおばちゃん。
こうでもしないと息子を取り戻せないと必死だ。この役をやったのはドイツの人気コメディアン。ドイツ映画デビューで初主演となって第72回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(主演俳優賞)受賞。さらにベルリン国際映画祭では銀熊賞(脚本賞)のW受賞。
ドイツで最も権威のあるドイツ映画賞では作品賞〈銀賞〉、主演女優賞、助演男優賞の3部門で受賞。
体力、気力の弱っているミッキーには「激薬」すぎるけど、エネルギーの欲しい方は是非ともご覧んいただきたい作品。