要人警護専門の警備会社エステックで、殉職した中本の遺志を継ぎ日々奮闘する高城久夫と佐野容子。
そんなある日、中国の工作員に追われていると話すひとりの女性が、身辺警護を依頼してくる。高城をはじめとした警護チームは、女性を匿うため人里離れたキャンプ場にやってくるが、すぐに工作員が迫っているとの情報が入ってくる。
子連れの家族や仲の良さそうな中年夫婦、若者5人グループ、テントをはる若い女2人など、キャンプを楽しむ人々の中に、すでに工作員が紛れているかもしれず安心できない状態。
そんな時にドローンを扱う男の子が行方不明になって……。
山本陽子さんの『大巨獣ガッパ』がやっと100本目。で、これが101本目。あちゃー、稀に見る駄作。劇場の最前列に座ってたのでぐるっと回って途中退場しにくいので最後までいたが、今年に入って初のトホホ映画。
人里離れた場所が安全という考え違い、要人の配慮(食べ物は菓子パン一個)、カーテンも閉めない不用心さ、行方不明の男の子を探すのに一回も名前を連呼しない等々、演出力不足でテレビの2時間ドラマでもこんなのはあるまい。