🎬『アイアンクロー』ショーン・ダーキン監督、脚本/アメリカ/132分
1980年代初頭。元AWA世界ヘビー級王者の父親フリッツ・フォン・エリック(ホルト・マッキャラニー)に育てられた息子たち、ケビン(ザック・エフロン)、デビッド(ハリス・ディキンソン)、ケリー(ジェレミー・アレン・ホワイト)、マイク(スタンリー・シモンズ)は、父の教えに従ってプロレスラーとしてデビュー。プロレス界の頂点を目指していた。
しかし、世界ヘビー級王座戦への指名を受けた三男のデビッドが、日本でのプロレスツアー中に急死したことを皮切りに、フォン・エリック家は次々と悲劇に見舞われ、いつしか「呪われた一家」と呼ばれるようになっていく。
実在のプロレスラーのご家族のお話。プロレスに興味がないミッキーだが映画はとっても良かった。一家のつながりは強力で愛情も深く、父親を中心の絆は強固だ。4人が4人ともスポーツ神経が良くて、素直と来ているから、事故や病がなければどんなにプロレスの世界が変わっていたか……。
調べてみたらケビンの男の子2人も有名なプロレスラーになっていた。終盤でケビンが「とうとう兄弟がいなくなった。一人になった」と泣くと、幼い男の子2人が「僕たちがお父さんの兄弟になってあげるよ」と慰めていた。この場面が一番好きだ。