🎬『オッペンハイマー』クリストファー・ノーラン監督、脚本/アメリカ/180分/名古屋109シネマズにて
第2次世界大戦真っ只中。優秀な物理学者ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィ)は、核開発を急ぐ米政府のマンハッタン計画に、原爆開発プロジェクトの委員長に任命される。
だが実験で原爆の威力を目の当たりにし、さらにはそれが実戦で投下される恐るべき大量破壊兵器を生み出したことに衝撃を受け、戦後、さらに破壊力のある水素爆弾の開発に反対するようになったが……。
第96回アカデミー賞で同年度最多となる13部門にノミネートされて、作品賞、監督賞、主演男優賞(キリアン・マーフィ)、助演男優賞(ロバート・ダウニー・Jr.)、編集賞、撮影賞、作曲賞の7部門で受賞。
初日初回に行った。観客は約100人。お一人様が多かった。
硬い作品。笑うところ一切なし。当時の国と国の微妙な関係が頭にしっかり入っているといないでは理解の度合いが違ってくるし、物理学者、科学者、政治家たちの話にちょっとでも置いてきぼりされないように、気を張って観ていたので、疲れた。今年になって一番疲れた映画。
広島、長崎の地名は何度となく出てきたが、実際の映像はなし‥…でもその場面を想像できる日本人にとって、その方が見やすかったにではないかと思う。
★Netflix『アインシュタインと原爆』(現在 配信中)を見ていたのでオッペンハイマーとアインシュタインのシーンは興味があった。その時、どんな話をしたか、後から解き明かされ意味深いものになっていた。