午前中は周りを3000歩ほど歩いたが途中雨が降ってきて大急ぎで戻った。伊豆高原にあったDVDをみた。昼から町に出て3色海鮮丼を食べたが、マグロ、シラス、きゅうりの三つで1500円……高いのか安いのかわからなかった。
DVD『ゲーテの恋 〜君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」〜』フィリップ・シュテルツェル監督、脚本/ドイツ/105分/2011年
法律を学ぶ23歳のゲーテ(アレクサンダー・フェーリング)は試験の質問にも答えられず落第。それなら文筆で身を立てようと出版社に小説を送るが不採用の通知が届く。そこで仕方なく父の命令で地方の裁判所で実習生として働くことになった。
その地での酒場で出合った個性的な娘シャルロッテ(ミリアム・シュタイン)と恋に落ちる。だが彼女の家は貧しく、ロッテの父はゲーテの上司の裁判所の参事官・ケストナーと結婚させたいと思っていた。シャルロッテの気持ちはゲーテだが、家族思いのロッテはケスナーと婚約してしまう。
ドイツが誇る詩人で劇作家のヨハン・ゲーテの印象ががらりと変わってしまった。若いときから、いいえ幼いときからモーツァルトのように天才的と持て囃されていたのかと思っていた。才気活発な青年だったが、落第したり、悪ふざけしたりで意外と現代風。
その純真で恋に真っ直ぐなゲーテが、シャルロッテにふられた感情を切々と綴ったものが「若きウェルテルの悩み」。
ゲーテにはかわいそうだが、シャルロッテはいやいや参事官・ケストナー(モーリッツ・ブライブトロイ)に嫁ぐのではないと思う。彼女は冷静に決断して決めた当時ではめずらしい立派な女性と感じた。