Netflix『ミアの事件簿: 疑惑のアーティスト』タイラー・ペリー監督、脚本/アメリカ/120分
刑事事件を扱う優秀な女性弁護士のミア・ハーパー(ケリー・ローランド)は、夫で失業中の麻酔医・カル(ニック・サガル)
との仲は、冷え切っていた。原因は強度のマザコンで、今日もママの誕生日に高価な時計をプレゼントしていた。もちろん失業中のことは言っていない。プレゼントはミアのお金。
ミアは、その他に義母の癌治療や生活費などで、引き受けたくない仕事も無理して毎日働いていた。
そこに殺人事件の容疑をかけられた絵描きザイエア・マロイ(トレヴァンテ・ローズ)の弁護を頼まれた。今、世間の注目を集めている事件だ。夫は反対するが「これを引き受けると半年はあなたのママの治療費になるのよ」と言い張ったミア。
ザイエアは無骨な男だが嘘を言ってるようには見えず、ミアは徐々に彼を好きになってしまう。
ミッキーがミアなら、こんな夫とは即離婚! それじゃあ映画にならないが、義母がイライラするぐらいミアに嫌味たらたらで「よう我慢している」と思ってみていた。
2時間の映画だが、100分は家庭内問題とザイエアとのイチャイチャ?……だけど後の20分が思いがけない展開。しかしミアの決断には拍手えを送った。