🎬『夜明けのすべて』三宅唱監督、脚本/119分
PMS(月経前症候群)のせいで月に1度イライラを抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)は、会社に入ったばかりの同僚・山添くん(松村北斗)の行動がきっかけで、怒りを爆発させてしまう。
炭酸水ばかり飲んでやる気がなさそうな山添くんだったが、彼もまたパニック障害を抱えていて気力も失っていたことがわかった。
職場の人たちの理解に支えられながら過ごす中で、藤沢さんと山添くんの間には、恋人でも友達でもない同志のような特別な感情が芽生えはじめる。
もっと早く観るべきだった。ミッキーの身体や気持ちにフィットして、時間が離れてなかったら繰り返してもう一度観たいほどだった。
人が寄るところで揉め事がないところなんてないと思っていたが、こういう会社もあるんだな……(それが映画内だけのことでも)と優しい気持ちになった。
若い2人も期待を裏切って(笑)何もなく終わるが、それも良かった。三宅監督、ありがとう。