🎬『その鼓動に耳をあてよ』足立拓朗監督/95分
名古屋港から北へ3キロの場所に位置する名古屋掖済会病院の救命救急センター。救急車の受け入れ台数が年間1万台と県内随一で、24時間365日さまざまな患者が運び込まれてくる。
「断らない救急」をモットーとするこの病院では、身寄りのないお年寄り、生活困窮者まで誰でも受け入れてきたが、新型コロナウイルスにより、救急車の受け入れ台数は連日過去最多を更新。
他の病院に断られた患者も押し寄せ、みるみるベッドが埋まっていく。かつてない窮地に立たされたERの様子をありのままに記録し、全力を尽くす医師たちの姿を追った東海テレビによるドキュメンタリー。
東海テレビの劇場公開ドキュメンタリーの第15弾。ミッキー地元でこんな医療をしている病院があるとは知らなかった。同じ「名古屋市港区」で2021年にスリランカ人のウィシュマ・サンダマリさんが入管施設で収容中に亡くなったという痛ましい事件があったことを思い出して複雑な心境になった。
名古屋掖済会病院の救命救急センターには飛び降り自殺未遂、交通事故、耳に虫が入ってしまった人、盲腸の方など多岐にわたっている。
なんでもみることができる救急救命士を希望して毎日活躍する医師たち、看護士さんたちの使命感でいっぱいの仕事ぶりに頭が下がった。でも彼らの休暇、息抜き、賃金はがとても気になった。