2024年01月09日

貧しく暮らすデュラン一家の物語 1月12日公開『ニューヨーク・オールド・アパートメント』

今日、東中野の近所から出ている都営バスでゆっくり新橋へ。新橋から青春切符で一路名古屋。新橋から小田原、熱海、浜松、豊橋、名古屋の乗り換え。トイレは車内で済ませるようにしている。3両の電車はトイレがないので要注意。もうベテランの域だ。


🎬『 ニューヨーク・オールド・アパートメント』マーク・ウィルキンス監督/97分/1月12日よりシネマカリテ新宿他にて順次ロードショー公開。

少しでも安定した生活ができるようにと、祖国ペルーからアメリカへ渡り、ニューヨークで不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスの仕事をしながら、2人の息子を育て、息子たちも配達員として家計を支えている。

英語学校にも通っているが、手を挙げて発言しようとしても、当ててはくれない。

だから俺たちを「透明人間」と諦めていた。その英語学校に目の覚めるような謎めいた美女クリスティン(タラ・サラー)と出会い、2人ともほのかな恋心を抱く。

一方、母親のラファエラは白人男性の誘いに乗って自分のアパートで配達専門の飲食店を開業するが……。

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原作はオランダの作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」を長編初監督。2人の息子役にはペルー出身の双子アドリアーノ&マルチェロ・デュランが抜てきされ『悲しみのミルク』のマガリ・ソリエルが母親ラファエラを演じた。

ここに出てくる女性2人(母親とクリスティン)も男を見る目がなく、男にとって「道具」で透明人間。それをわきまえているのは男の子2人。

反対から言えば男たちに関わらないように「透明人間」なら無事なわけだ。最後の幕切れは辛い中にも微かな希望もあって祈るばかりだった。



 
posted by ミッキー at 17:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする