『きっと、それは愛じゃない』センチュリーシネマにて

２日前からの真冬並みの寒さで、こたつを出した。こたつに入るとダラダラとうたた寝してしまうので注意している。メダカも室内に取り込んで冬準備だ。ついでに3カ所あるベランダも掃除した。9月に掃除したばかりなのに汚くなっていた。





🎬『きっと、それは愛じゃない』シェカール・カプール監督、脚本／イギリス／109分

ドキュメンタリー監督のゾーイ（リリー・ジェームズ）は、幼なじみの医師カズ（シャザト・ラティフ）と久々に会った。彼が見合い結婚をすると聞いて驚く。

今の時代になぜ親が選んだ相手と結婚するのか疑問を抱いた彼女は、カズの結婚までの様子を撮って、新作ドキュメンタリーにしようと実行する。

ゾーイ自身は運命の人を待ち望んでいるが、ダメ男ばかりで失敗の連続。

そんな中、条件の合う相手が見つかったカズから婚約の報告を受けたゾーイは……。



監督さんは『エリザベス　ゴールデン・エイジ』の方。ストーリー展開に新鮮味がなく、予想通りの終わり方。同じ国に住んでいても家の出身国で根本的な違いがあるのはイギリスだけではないし、特に結婚となれば「見合い」が無難と思ってしまうのは当然だ。

見どころはゾーイの母親をやったエマ・トンプソンの演技と本音のセリフ。まあ、デート向きに映画と思ったが、なぜか男の年配の方が多かった。

Netflix『終わらない週末』

Netflix『終わらない週末』サム・エスメイル監督、脚本／アメリカ／141分

人里離れた山里にある屋敷を借りた家族4人（夫婦、子ども2人）は、豪華で広くて庭にはプールもあるので大満足。だが着いたその日の夜に「この屋敷の家主父娘」が訪ねてきて「ここに泊まらせてくれ」と懇願された。

驚く夫婦は本当にこの屋敷の持ち主か怪しんだが、ここに逃げてきた原因が「地球全体」に危機に陥っていることに気付いて、2人を迎え入れるが……。



シドニーの娘夫婦がススメてくれた作品。ジュリア・ロバーツ、イーサン・ホークが夫婦役、屋敷の持ち主の父娘にマハーシャラ・アリとマイハラ。そして隣人（と、言っても車で10分はかかる）にケビン・ベーコンと豪華な俳優陣。

初日に海辺で泳いだり日光浴したりしてくつろいでいたら、沖から巨大タンカーが浜辺を目がけてズンズン進んでくる。夫婦の子で小さな女の子がいち早く察知して、親にいうが「ここまでは来ないわよ」と危機感はゼロ。

他にも不思議なことが次々と起こってくるのだが、携帯、パソコン、スマホや電気機器が使えない時が来たら、どうやって生き抜いていくのか、と考えさせられた作品。

結局、大人たちより、10歳ぐらいの女の子（ファラ・マッケンジー？）が一番賢いとわかった。
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「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」より 12月22日公開『フォルス・ポジティブ』

🎬『フォルス・ポジティブ』ジョン・リー監督、脚本／アメリカ／92分／12月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷、伏見ミリオン座他にて4週間限定ロードショー。2024年1月26日よりU-NEXTにて配信。

2年間にわたって不妊治療に取り組んできたルーシー(イラナ・グレイザー)＆エイドリアン(ジャスティン・セロー）は成果のないまま気落ちしていた。

夫が医学部の学生の時の指導医師だった不妊治療の第一人者ジョン・ヒンドル(ピアース・プロスナン)の治療を受けることにした。特別に順番を待つことなくすぐに治療は開始され、ヒンドルが発明した方法で、ルーシーはすぐに妊娠。

夫婦は大喜び。だが二人はある難しい選択を迫られることになって……。


「難しい選択」の内容は書かないが、本当に悩む選択。

しかし感想としては、A24にもこんなのがあるのか……と驚いた。ホラーが好きなミッキーでも気色悪いのは「観る」けど苦手だ。

夫や不妊治療の医師の男2人が得体が知れなくて、ストーリーの展開も男性優位で見ていて怒り爆発寸前だった。でもどういう着地をするかと最後まで見たが、非常に気持ち悪ーいシーンで、終わったいた。

★ 主役のルーシーを演じたイラナ・グレイザーが脚本&プロデュースをしている。