かつては「狛江の狂犬」と呼ばれた伝説の不良・井口達也(倉悠貴)は少年院から出所したが、その門の前で、暴走族「斬人」の副総長・安倍要(水上恒司)とケンカをしてしまい、ケンカには勝ったが、その日のうちに少年院に逆戻り。
そして数ヶ月後にめでたく出所、千葉の叔父夫妻(杉本哲太& 渡辺満里奈)に引き取られて、家業の焼肉屋で働きながら更生を目指していた。
達也に負けたことを仲間に知られたくない要は、秘密にすることを約束。この出会いがきっかけで仲良くなっていくが、達也の波乱に満ちた生活が始まって……。

品川監督の『ドロップ』『漫才ギャング』そして『半径1メートルの君 上を向いて歩こう』などほとんど観ている。持ち味はスピード感のある台詞回しだ。時々クスッと笑わせてくれて、あっという間に映画が終わってしまう。
今作も期待どおりで主演の倉悠貴さんの喧嘩っ早いがお顔が童顔だったり、純情だったりして意外な役柄だった。
父がわりの叔父さんご夫婦が映画に温かみを添えていて◎。叔父さんの「お前はバカだが、クズじゃない!」に救われたはず。