🎬『ザ・キラー』デビッド・フィンチャー監督/アメリカ/113分
パリで暗殺に失敗した男(マイケル・ファスベンダー)は、暗殺組織から抹殺されそうになって、自分の立場の危うさを知る。いくつかの危機を乗り越えて愛する人の住むドミニカ共和国の家にたどり着いたが、家はすでに荒らされて、愛する人は意識不明で病院に運び込まれていた。
目覚めた恋人は「あなたのことは一切明かさなかった……」と彼を守ったことを瀕死の状態の床から誇らしげに呟くにだった。
どこから暗殺者は復讐者として彼女を襲った関係ある人たちを殺める旅に出る。
デビッド・フィンチャー監督は『セブン』『ゾディアック』『ゴーンガール』など、ミッキー好みの作品の方。だから期待満々でみたが面白くないわけではないが、ちょっと期待の「怖さ」が薄かった。
ただ復讐のために一人ひとり殺して行くが「この人は殺さないのかもしれない」と思わせておいて、瞬時にパッと殺すタイミングが良かった。自分が殺されるなら、こういう風ににやってもらいたい。みんな苦しむことなく一瞬で殺されていた。
気に入らないことの一番は最後の詰めの甘さ……あんな風な幸せが続くとは思えない。