
🎬『南スーダンで生きる 〜ある家族の物語〜』アクオル・デ・マビオール監督、撮影、編集、ナレーション/ケニア、南アフリカ/83分/世界初上映
東アフリカでレベッカ・ニャンデン・デ・マビオールは、南スーダンの母として知られている。夫は飛行機事故で亡くなった故ジョン・ガラン・デ・マビオール。
2011年に、世界で一番新しく誕生した国・南スーダンだったが、2年後には内戦に明け暮れるようになった。追い討ちをかけるように毎年襲う豪雨、住む家を失った国内の難民問題も大きくのしかかっていた。
ニャンデンの娘であるアクオルとニャンクイルは、避難先で生まれ育った自分たちが「南スーダン」を理解するために、アクオルは、母と妹にカメラを向ける。
姉妹の亡き父は、南スーダンの家々に写真が掲げられていて紙幣にもなっている方。妻と娘二人が当時の家族の状況や南スーダンのあらゆることをカメラで追って教えてくれた。
独立して自由を得てもその先は難題だらけで、これからどうなっていくのか観ているミッキーも途方にくれた。実行力のあるご家族3人が頑張ってみても……と気弱になっていくばかりだった。
南スーダンのニュースにいつも目を向けていたいと思ったし、やっぱり無料で観ているけど、寄付もしなきゃと反省。
★編集と音楽が◎ 特に音楽は民族楽器を巧みに入れ込んであった。最後の歌は意味はわからなかったが落ち着いた声だった。ドキュメンタリーに沿うように歌われていたと思うので、是非字幕をつけてほしかった。