2023年11月21日

『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』名古屋109シネマズにて

🎬『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』古賀豪監督/104分

昭和31年。鬼太郎の父である目玉おやじは、行方不明になった妻を捜して、哭倉村へやって来た。その村は日本の政財界を牛耳る龍賀一族が支配していた。

血液銀行に勤める水木は、一族の当主の死のニュースきっかけにして、会社の命令で村を訪れ、鬼太郎の父と出会う。

当主の後継をめぐって争いが繰り広げられる中、村の神社で一族の者が次々と惨殺される事件が発生して……。

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試写で2回もチャンスがあったが体の調子が悪くて行かれなかった。で、昨日109シネマズに行った。日曜の昼で4、50人入っていた。

一番驚いたのは「音」が澄んでいてきれいだったこと。覚えのある主題歌もうまく編曲されていて、懐かしさが込み上げて来た。

鬼太郎が生まれるまでの物語で、八つ墓村に似たようなストーリー。目玉の親父さんがハンサムだし、長身だし、奥様は美人で想像と違ったが、悪い気はしなかって。

声の出演の方々にも満足した。



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2023年11月20日

おいしい映画祭2023 in 名古屋のお知らせ  『キツツキと雨』『宇宙人のあいつ』

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日本全国の人気店・有名店、地元で愛されている料理、家庭料理など「食事シーン」=「おいしいシーン」が集まった作品を、ドラマ・映画業界の第一線で活躍する監督やプロデューサー、製作会社、映画館スタッフによる事前審査を行い、受賞した作品を映画館で上映する短編映画祭。

その他、招待長編映画上映&映画監督やプロデューサー、俳優によるスペシャルトークショーや招待作品も見所。

詳しくは https://oiceiga.com/event/

🎬 『キツツキと雨』沖田修一監督/129分/2012年

ゾンビ映画の撮影で、小さな山村へやってきた撮影隊一行。新人映画監督・幸一は生来の気の弱さで現場をまとめきれずにいた。そんな時、地元の熟練の木こり・克彦と出会う。幸一は克彦と交流するなかで映画監督として少しずつ成長していくのだった。

役所広司、古舘寛治、小栗旬、高良健吾、が今より若い!のも楽しめた。木こりさんとゾンビの奇妙な関係の設定は、今見ても新鮮.

🎬『宇宙人のあいつ』飯塚健監督、脚本/117分

両親を早くに亡くした真田家兄妹の長男・夢二(日村勇紀/バナナマン)は親から受け継いだ焼肉屋を営んでいる。安価で美味しいと評判の店だ。長女・想乃(伊藤沙莉)はお店を手伝いながら、昼は分別ゴミの仕事をしている。次男・日出男(中村倫也)は兄の片腕として店を手伝っていて、イケメンの彼は女性客に大人気。三男・詩文(柄本時生)はガソリンスタンドで働いている。兄妹仲も良くて働き者。毎朝のご飯は納豆、目玉焼きが定番だ。

そんなある日、真田家で緊急家族会議が開かれた。次男の日出男が突然「僕は土星から来た宇宙人で、後3日で帰ります」と告白する。そのことを前もって相談されていた夢二以外は、冗談が過ぎると大笑いするが……。

監督、脚本は『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』『笑う招き猫』『榎田貿易堂』の飯塚健。甘辛・青春物語が得意な監督さんだ。今作も、4人それぞれの悩みや兄妹を思いやる気持ちがベースになっている。
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2023年11月19日

生き証人、ダニエル・ハノッホ91歳の証言 12月3日公開『メンゲレと私』

🎬『メンゲレと私』クリスティアン・クレーネス、フロリアン・バイゲンザマー監督、脚本、製作/オーストリア/96分

リトアニア出身のユダヤ人ダニエル・ハノッホは、9歳の時に家族と別れ、ただ1人、カウナス郊外のゲットーに送られた。12歳でアウシュビッツ強制収容所に連行された。

金髪の美少年だった彼は、非人道的な人体実験を繰り返したヨーゼフ・メンゲレ医師の寵愛を受け、特別待遇の収容所生活を送る。

しかしダニエルが見た真の地獄は、終戦間際に連合軍の攻勢から逃れるため捕虜たちが強制的に移動させられた「死の行進」だった。

ダニエルはそこで、暴力や伝染病、カニバリズムといった人類史の最暗部を目の当たりにする。

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スクリーンに映るご老人の上品な顔立ち、トツトツと語る口もとからは当時「見たまま」の真実が語られている。

昔は美少年だったと思われるお顔で「自分が生きながらえたのは、無関心を装うことに尽きた」と諦めにも似た表情が印象的だった。

だがカニバリズムの件になると「このことは今まで誰も語ってこなかった……タブーなんだ」と口篭っていた。

途中、10回ほど貴重な当時のフィルム(1分以内)が映される。初めて見る映像ばかりで、これだけでも観る価値はある。
posted by ミッキー at 09:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする