2023年10月11日

山形ドキュメンタリー映画祭2023(6)「アジア千波万波」より『石が語るまで』『私はトンボ』

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昨日、伊豆高原に着いた。ここは山形より冷え込みがきつかった。着いたのが夕方で庭掃除を30分ぐらいして温泉♨️に入ってりんご🍎とゆで卵2個食べて7時前から寝た。起きたのは今日の4時。途中、目が覚めずに9時間寝たのは二十歳代以来。山形で若返ったかな。

🎬『石が語るまで』キム・ギョンマン監督/韓国/100分

1948年に起きた「済州島4・3事件」で無実の罪で投獄された女性たち。70年たった今、ようやく彼女たちが語り始めた。


山形ドキュメンタリー映画祭の審査員でもあるヤン・ヨンヒ監督作品『スープとイデオロギー』の一部に、監督さんのお母様が「済州島」のことを語り始めるシーンがあった。それまでは娘のヨンヒ監督にも語らなかったらしい。

ここに出てくる女性たちも同じだ。それまで語らなかったことを70 年経った今、辛い体験を語る口調は重いが、苦しみに耐えて今までを生き切った強さが滲み出ていた。


🎬『私はトンボ』ホン・ダイェ監督/韓国/80分

監督は高校3年の時、受験に直面する自分と友人を撮り始めて、8年かけて完成させた。監督は志望校に落ち、浪人生活を経て大学に合格するが、不安な状態が続いていた。

今も高校生に見えなくもない若い女性監督さんが登場。韓国の大学受験は、日本でも「受験当日」の様子はニュースになっている。

監督さんの浪人時代のアクシデントが痛々しく、いろんなことを乗り越えて大学に合格したが、予備校では二浪の女の子もいて仲良くなっていた。

自身の希望より親の希望が優先されてしまう現実に驚いたが、小さい時からずっと続いての「高校3年生」だから子は反論も容易ではないようだった。




posted by ミッキー at 09:09| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする