2023年10月07日

山形ドキュメンタリー映画祭2023(2)「野田真吉特集:モノと生の祝祭」より『農村住宅改善』『忘れられた土地』

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山形の街並みはあまり変わってなかったが4年ぶりとあってホテルに行き着くまで迷った。同じところをぐるぐるしていたようだ。駅から3、4分で行けるところ、15分かかった。泊まるホテルは山形市内で一番安いところ。古いが馴染みのところが一番居心地がいい。

🎬『農村住宅改善』モノクロ/20分/1941年

東北の地方の農村住宅を建築家や役所が問題点えお見つけながら改善していく様子を写したもの。ミッキーの生まれる前の農村住宅。間取りが映されて家事の担い手の妻が1日午前中で家の内外でどういう動きをするか動線で示していた。

外に便所、井戸に水汲み、煮炊きはいろり……明け方4時に起きて朝ごはんを作るのに500メートル以上歩くなど、わかりやすい内容で昔の暮らしの様子が手に取るようにわかった。

🎬『忘れられた土地』モノクロ/30分/1958年

青森県の下北半島・尻労(しつかり)で生活していた人々の記録。

漁業で生計をたててひっそりと暮らしていたが、沖合で大きな漁船が魚を取ってしまうようになってから、漁獲が減ってしまう。小学校の児童が昆布を取り、売った代金で教育用具を揃え、貧しい暮らしを支えている。

中学卒業間近の生徒に、将来の希望を聞いても「集団就職」「家の手伝い」と言っていた。

そんな様子がラジオで放送されると全国からいろんな物が送られてきた。お礼の気持ちとして生徒たちが浜辺にある美しい貝殻を丁寧に洗ったものを感謝の手紙を添えて送っていた。

今、現在はどうなっているのか……ミッキーにとって「忘れられない土地」になった。

posted by ミッキー at 22:28| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする