ソウル江南地区の狎鴎亭（アックジョン）で育った中年男テグク（マ・ドンソク）は、世話好きで親切なので、近隣の住人たちから慕われていて「狎鴎亭の主」と呼ばれるが、誰も彼がどんな仕事で生計を立てているのか知らない。
ある日彼は、弟分の実業家テチョン（チェ・ビョンモ）が天才美容整形外科医ジウ（チョン・ギョンホ）と手を組んで事業をするという噂を聞いた。腕が抜群に良い医療技術を持つジウは何者かに騙されて医師免許を剥奪され、借金まで抱えていた。
そこでテチョンを出し抜いて、ジウの技術と容姿を生かした美容整形ビジネスを思いついた。手術システムと宣伝方法で成功を収めるが……。
犯罪都市シリーズで大暴れするマ・ドンソクが製作・主演。これは観ないわけにはいかない。それとテーマが韓国の20代の女性の60％以上が整形をするという「整形大国」のお話。
だけど、マ・ドンソクさんの熱量と他の出演者の温度差、実力差が、最後まで付きまとっていて残念作品だった。一人の黄金の手を持つ医師があんなにたくさんの患者を執刀できたかも疑問。そこだけは現実的に描いて欲しかった。
