Netflix『1日半』ファレス・ファレス監督、脚本、出演/スウェーデン
何としても娘に会いたい一心の男アルタン(アレクセイ・メンヴェロフ)は、拳銃を手に元妻ルイース(アルマ・ポウスティ)の勤める病院に押しかけた。
アルタンはルイースを拳銃でおどして人質に取り、駆けつけた警察官たちが取り囲む中、アルタンは警官の交渉人ルーカス(ファレス・ファレス)に娘の住む妻の実家元まで連れて行くよう命令した。
自暴自棄になった男とその元妻を乗せて、危険なドライブが始まった。
実話を基にした作品。3人の乗った車の後ろから5、6台のパトカーが続く。何か起こった時にすぐに対処できるようにパトカーがついてくるのだが、そこから「今はどんな様子だ」「拳銃は本物か、玉は入っているのか」などと交渉人のルーカスに聞いてくるのだ。
初めこそ興奮していたマルタンだったが、ルーカスと話しているうちに、次第に落ち着いてくる。
だが、妻の実家に着くとマルタンを見下げる父親、娘ルイースの男選びの小言を言う母親と四つ巴の口喧嘩。赤ん坊を連れてそこを出る4人。
この事件をニュースで放映されると道には「一目、見よう」と人が集まっていて、車列を見ている。先行き不安になるが、最悪の事態は避けられて、胸を撫で下ろした。
逃走中、コーヒーをすするシーンはあったが、トイレシーンはなかったのが不思議。