名古屋は台風もあっさり通過。ベランダ3ヶ所をしっかり整理整頓した。メダカもすぐ部屋に運べるようにしていたが移動することなく終わりそうだ。一日中家にいたので、晩9時から家の周りを5000歩歩いた。
🎬『骨』クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャ監督、脚本/チリ/14分/2021年/8月18日よりシアター・イメージフォーラム渋谷、名古屋センチュリーシネマ他にて全国順次ロードショー公開。
「2021年のチリで、ある映像が発掘される。1901年に撮影されたその映像は、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行なう様子を記録したものだった」という設定で作られた短編。
床下から出てきた骨。少女は怖がりもせずに無造作に扱い骸骨を太鼓に、骨を両手に持って太鼓のように叩いている。骨を集めて火をつけると首から上が生きている状態になって……少女の動きが無邪気なのでグロテスクさはない。それに反して音楽はかなり不気味だった。
★2021年・第78回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で最優秀短編映画賞、ひろしまアニメーションシーズン2022の環太平洋・アジアコンペティションで最優秀賞を受賞。
🎬『オオカミの家』クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ監督。脚本/チリ/74分/2018年/8月18日よりシアター・イメージフォーラム渋谷、名古屋センチュリーシネマ他にて全国順次ロードショー公開。
美しい山々に囲まれたチリ南部で「助けあって皆んな幸せに暮らす」と言われるドイツ人カルト集落。そこにいる動物が大好きな少女マリアは、ブタを逃してしまったために、厳しい罰を受けるが耐えきれず脱走する。
森の中にあった小さな家に逃げ込んだ彼女は、そこでいた2匹の子ブタにペドロとアナと名前をつけて暮らす。しばらくしてマリアを探すオオカミの声が聞こえてくる。
マリアがおびえていると子ブタは恐ろしい姿に変わり、家は悪夢のように「自由変化の世界」となって……。
今年6月に『コロニアの子供たち』を観たばかり。「マリア〜」と呼びかける男の声は優しげ。その声に呼応して家の中のいろんなものが形を変えたり、無かったものが出てきたりして、話の流れについていけなくなったが一瞬たりとも目が離せなくなった。
どちらかと言えば前の短編の方が好み。
★2018年・第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門でカリガリ映画賞、第42回アヌシー国際アニメーション映画祭で審査員賞を受賞。