🎬『ふたりのマエストロ』ブリュノ・シッシュ監督/フランス/88分/8月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマ 、伏見ミリオン座にて全国ロードショー公開
フランスのクラシック界で指揮者として活躍する父フランソワ(ピエール・アルディティ)と息子ドニ(イバン・アタル)。
息子のドニは名誉ある指揮者への大きな賞を授かり、今や時代の寵児であった。嬉しいがなんだか素直に喜べない父。
そんなある日、父フランソワのもとに、世界最高峰のミラノ・スカラ座の音楽監督への就任を依頼する電話がかかってきた。即答でOK。大歓喜の父フランソワ。やっと自分にふさわしい地位が回ってきたと、イタリアのスカラ座に細かい打ち合わせなどするべく電話をするが……。
観ている時より終わってしばらくして怒りがふつふつと出てきた作品。
怒り1
なぜ、親子間違えたミラノ座の長と間違えて電話をかけた秘書本人が、間違ったことを謝らない?父親から何度も何度も電話が入っているのに。直接本人に言うのが一番の礼儀じゃないの。息子にそれを伝えさせるなんてもってのほか。最後、ふたりのマエストロで拍手喝采を浴びた時「私の間違えもいいことあったわね」などと秘書に言わせている。(ネタバレですみません)
怒り2
息子の恋人はオーケストラのバイオリニストが難聴とは。難聴でもソリストは可能性としてはあるが、オーケストラの中の音のバランスはうまくいかない。
怒り3
最後、ふたりのマエストロでオーケストラを勢いだけで聴かせている。全般的に曲揃えはいいが、ミッキーの耳には1•5流の音。
難癖ばかりで悪いが映画代の安い時に、お暇ならどうぞのレベル。