2023年06月22日

苦しみの中にある「救い」とは 7月1日公開『命の満ち欠け』

昨日の夜中に寒くて目が覚めた。少し熱っぽいので予約していたマッサージもいつも行く喫茶店もやめて一日中寝たり起きたりしていた。身体を温めないと行けないと思って野菜スープやうどんのクタクタ煮たものを食べた。今は37度で咳も出ないので大丈夫と思っているが、寒暖の差が激しいので気をつけて生活している。

🎬『命の満ち欠け』小関翔太、岸建太朗監督/105分/7月1日より新宿K’s Cinema他にて全国順次ロードショー公開

家族のことを考えずに、自分勝手に生きてきた兄・ショウタ(上原剛史)と、薬物依存で更生施設で暮らす弟・ユウサク(小関翔太)。

唯一の家族であった祖母が亡くなり、弟を施設から引き取り、一緒に暮らすことを決めたショウタ。彼は弟を救いたいと、弟の人生を基にした映画「命の満ち欠け」の脚本を書き始める。

一方、新しい生活に馴染めないユウサクは、次第に薬物の禁断症状に悩まされ、更正施設で起きた「事件 」のことが頭から離れなかった。

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小関監督は主演と脚本、岸監督は編集を担当している。

ユウサクは小さい時から「いやだ」「やめて」が言えなかった。そういう子はたくさんいると思うが、それがどんな経緯で薬物に依存するようになったかわからない。その時はおばぁちゃんも存命だったはずだ。

更生施設を出たのが30歳。辛い生活で心身の生育が停滞したのか幼顔が残るユウサク。家に帰った彼はゴミ集めの仕事に就くが口汚く罵られるばかり。こんな生活なら施設の方がいいのではと思うが、弁当屋でバイトする幼なじみの女性ミサト(加藤紗希)の存在で、少し明るさが出てきた。

しかし、薬物の闇はユウサクに纏わりついている。状況は先が見えないまま終わってしまうが、それだけ根が深いと感じた。

★兄ショウタの友人が「映画作りなど無駄だ、薬物やってる人が観にくるわけがない、それより弟を理解したいなら施設で働けよ」の台詞が印象に残った。
posted by ミッキー at 18:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする