2023年06月21日

『哀しみのベラドンナ』大須シネマにて

6月は大須シネマではアニメを中心に上映している。日頃見ることができない作品もあって、今日、7時半からの『哀しみのベラドンナ』は10名以上のお客がいた。詳しくは http://www.osucinema.com/

🎬『哀しみのベラドンナ』山本暎一監督/89分/1973年

中世フランスの農村。ジャンとジャンヌは婚礼の日を目の前に、領主に結婚の許可を2人して願いに行ったが、貢ぎ物が足りないと怒り、そのかわりジャンヌの処女を奪われた。

怒りと悲しみにくれるジャンに「嫌なことを忘れて、生きていこう」というジャンヌ。2人はよく働いて幸せに暮らしていた。その後、村は飢饉になったが、ジャンヌの紡ぎ糸のおかげで食うには困らなかった。

そんなジャンヌを妬んで「悪魔が取り憑いている」と噂になって……。

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原作はフランスの歴史家ジュール・ミシュレの小説『魔女』。

虫プロとヘラルド映画提携の大人のためのアニメーション。挿絵画家・深井国の原画が中心。作画監督は杉井ギサブロー。主人公のジャンヌの声を長山藍子、悪魔を仲代達矢が声をやっていた。ナレーションは中山千夏。 

約50年前の珍品アニメ。音楽が懐かしい歌謡曲調だが、歌っている方は「声がまっすぐなのに曲想が出ていて」とても上手い。マリンバも上手かった。

アニメでもセックスシーンは際どく、想像させるような動き、呻き声をつけていて相当な「色もの」で、大人のためのアニメ。






posted by ミッキー at 22:29| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする