2023年05月29日

Netflix『被害者が容疑者となるとき』

Netflix『被害者が容疑者となるとき』ナンシー・シュワルツマン監督、製作/アメリカ/95分

性的暴行の被害を訴えた女性が、信頼していた警察に裏切られ「虚偽報告の罪」で逮捕されるケースが存在することを知ったジャーナリストのレイチェル・デレオンは、真相を明らかにしようとアメリカ全土を取材するドキュメンタリー。

被害女性の「裏」をとる確認作業が手間がかかるので、証言に嘘があると言ったり、防犯カメラに写っていたが、言ってることとは違うなどと言って、証言を撤回させた警察。それだけではなく、その場で偽証罪として逮捕してしまう。

その後、自殺した被害者もいて、レイチェルはアメリカで起こっている警察の怠慢にカメラを向けるが……。

被害者を護る警察が怯えながらレイプを訴える女性に「あなたの言い分には矛盾がある」「監視カメラに映っていたが直前にキスをしていたね」など「嘘」を言って。被害者を動揺させて、訴えを退けるだけならともかくもすぐに「虚偽」したとして逮捕。ニュースとして流されたので、レイプされたことを隠していたのに学校や近隣に知られてしまう……という事件に、おかしいと関した女性記者。

その人がいなかったらどうなっていたか、思うだけでも腹立たしい警察だ。これはアメリカだけの話か?とも思ったが、それ以上にレイプ犯には何もコンタクトしていない。犯人は野放しだ。

レイプされたと訴えてきた女性に「嘘を言って訴えて得する」ことなどないのに……。その後の警察や加害者がどうなったかは詳しく描かれていなかったのが残念。





posted by ミッキー at 11:12| Comment(0) | DVD Netflix | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする