自分が勤めるニクソン石油会社の海底油田の視察とバカンスを兼ねて、妻イネス(フェルナンダ・ウレホラ)と子どもたち(姉オードリー/ビーナス・アリエルと弟トミー/カルロス・ソロルツァーノ)と一緒にメキシコを訪れたポール(ジョシュ・ルーカス)だったが、港町は以前の賑わいはなく、寂れていた。泊まろうとしていた人気ホテルは廃墟となっていて、今更ながら予約しておけば休業のこともわかったのにと妻に叱られるポール。そこには小さな食堂が一軒あるのみ。
なぜかアメリカから来た一家に怒りのような目を向けてくる住民たち。居心地が悪かったが、油田の視察も兼ねていたので、妻子を小さな食堂に4、5時間居させてもらってポール一人でボートで沖に出た。
港に残された妻子は土地の男がオードリーにちょっかいを出したので、大金を使って船を出してもらいポールのいる石油発掘基地に向かうが……。

その港町の伝説の超巨大ザメ❗️と言われてもどんだけ大きいのか、観るまでは想像もできなかったが、モーターボート1台をひと飲み込みの迫力。沖にある油田開発の基地は3階建ての高さがあって頑丈にできているはずだが、サメが動けばそれが大きく揺れる。
そこには2人の男が生きていて、ポールで3人になる。そこに妻子3人がやってくるのだ。「あんなところに恐くて居られなかった、あなたはなかなか帰ってこないし」と泣きつく。小さな利口そうな男の子(表情もかわいい)はいろんなことに興味があって、土地の守り神の人形を持ってきたり、時々、救助の手助けになることを言ったりしていたが……、言えるのはここまで。
暑さしのぎにはピッタリな海洋サバイバルスリラー、公開を1ヶ月遅くした方がいいのに……。