🎬 『コロニアの子供たち』マティアス・ロハス・バレンシア監督、脚本、編集/チリ、フランス、ドイツ、アルゼンチン、コロンビア/99分/6月9日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿他にて全国ロードショー公開
1960年代。ドイツからチリに渡ったナチス残党によって設立された「コロニア・ディグニタ」は、労働・秩序・清廉さといった規律をもとにした美しい共同体として設立。しかし、裏では共同体の独裁者パウル・シェーファー(ハンス・ジシュラー)による管理・支配のもと、洗脳や密輸、拷問、殺人、小児虐待などが行われていた。
1989年、奨学生としてコロニア・ディグニタの学校に嬉々として寄宿舎に入った12歳の少年パブロは、入学してすぐに、パウルのお気に入りに選ばれる。それはパブロにとって地獄の始まりだった。

2016年に公開された フロリアン・ガレンベルガー監督で主演がエマ・ワトソン、ダニエル・ブリュールの『コロニア』を思い出した。『コロニアの子供たち』では酷いシーンなどはないが不穏な空気、裏切りの密告などパプロの行動も全て監視されている。
はじめはお気に入りになると自由にテレビが見られると喜んでいたが、現実を知ったり、経験したりする中で暗く無表情になっていくのが観ていて辛かった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/パウル・シェーファー で調べてみたら悪魔のような男パウル・シェーファーは88歳まで生きたと書いてあった。