2023年05月10日

企画上映のお知らせ と 『未来は裏切りの彼方に』

★企画上映のお知らせ@

ドキュメンタリー映画『Wende2 未来へのアプローチ』(同時上映『Wende 光と水のエネルギー』

日程:5/20㊏・5/21㊐・5/27㊏・5/28㊐
会場:名演小劇場
https://eigawende2022.wixsite.com/top-page
 
★企画上映のお知らせA

『スパイを愛した女たち リヒャルト・ゾルゲ』

日程:6/3㊏・6/4㊐・6/10㊏・6/11㊐
会場:名演小劇場
https://spyzorge.com/

🎬『未来は裏切りの彼方に』ペテル・マガート監督/スロバキア/98分/順次公開中(6月23日より栄・センチュリーシネマ)



第2次世界大戦末期のスロバキア第一共和国。歩兵部隊のジャック(ラクラン・ニーボア)は仲間たちが楽しむ娼館から抜け出して脱走。流産したばかりの妻エヴァ(アリシア・アグネソン)の待つ家に逃げ帰って来た。

エヴァは、バール(ブライアン・カスペ)が経営する軍需工場で働いていて、ジャックも脱走兵であることを隠して、足の怪我で帰還したと嘘をついて、エヴァの口利きで同じ工場で働き始める。

戦争が終わってからの工場経営に不安になったバールは、軍事工場担当の役人ハナーチェク(ヤン・ヤツクリアク)に戦後も仕事を回してくれるよう頼み込む。

すると交換条件で、スパイ容疑がかけられそうになっている自分の愛人キャット(クララ・ムッチ)と結婚するならと言われる。だが、その愛人は、ジャックが脱走した娼館にいた美女だった……。

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ナチスドイツ支配下のスロバキアで起きた民衆蜂起を背景に、軍需工場のある小さな村で生き延びるために奔走する男女の運命を描いたドラマ。

ストーリーを書いて見ると相当複雑な話。ここに出てくる人はみんな少なからず「嘘」や「保身」「告げ口」をする人たち。そうじゃないのは産まれたての赤ん坊ぐらい。

戦中戦後の時期はどこの国でも起こり得ること。脱走した後に敵軍に全員殺されて、生きていたのは娼婦と逃げたジャックだけ。娼婦が敵軍を手引きしたのかもしれない。

★残念なことにスロバキア語ではなくほぼ全編英語。
posted by ミッキー at 02:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする