5月1日『アングリーバードとバナナ合唱団』シネマスコーレにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230501-1.html
5月2日 Netflix『ザ・ナース』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230502-1.html
5月3日 題名で興味を引いて 5月13日公開『同じ下着を着るふたりの女』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230503-1.html
5月4日 今年、あと味悪い映画No.1かもしれない 5月19日公開『ソフト/クワイエット』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230504-1.html
5月5日 5月5日公開映画『EO イーオー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230505-1.html
5月6日 イタリア映画祭2023(1)『ノスタルジア』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230506-1.html
5月7日 イタリア映画祭2023(2)『無限の広がり』『奇妙なこと』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230507-1.html
5月8日 イタリア映画祭2023(3)『警官ジジのアドベンチャー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230508-1.html
5月9日 イタリア映画祭2023(4)『夜のロケーション』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230509-1.html
5月10日 企画上映のお知らせ と『未来は裏切りの彼方に』センチュリーシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230510-1.html
5月11日『食人族 4Kリマスター無修正完全版』センチュリーシネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230511-1.html
5月12日 5月12日公開(1)『デスパレート・ラン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230512-1.html
5月13日 5月12日公開(2)『聖なる復讐者』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230513-1.html
5月14日 ひょっとしたら、あなたの家族にも 5月19日公開『宇宙人のあいつ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230514-1.html
5月15日 荻上監督、初のブラックコメディ❗️5月26日公開『波紋』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230515-1.html
5月16日『アルマゲドン・タイム ある日々の肖像』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230516-1.html
5月17日『それでも私は生きていく』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230517-1.html
5月18日「EUフィルムデーズ2023」のお知らせ 『イニシェリン島の精霊』『ケースのためにできること』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230518-1.html
5月19日 邪悪な楽園で 6月9日公開『コロニアの子供たち』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230519-1.html
5月20日 DVD『借りぐらしのアリエッティ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230520-1.html
5月21日『元祖大四畳半大物語』大須シネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230521-1.html
5月22日 Netflix『オンブレ・デ・アクシオン 伝説のアナーキスト』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230522-1.html
5月23日 逃げ場なし❗️6月2日公開『ブラック・デーモン 絶体絶命』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230523-1.html
5月24日『ベニー・ラブズ・ユー』シネマスコーレにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230524-1.html
5月25日 ミーガン、それはやり過ぎ 6月9日公開『M3GAN ミーガン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230525-1.html
5月26日 5月26日公開映画(1)『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230526-1.html
5月27日 5月26日公開映画(2)『雄獅少年 ライオン少年』名古屋109シネマズにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230527-1.html
5月28日 競うから協調へ 6月9日公開『テノール! 人生はハーモニー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230528-1.html
5月29日 Netflix『被害者が容疑者となるとき』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230529-1.html
5月30日 Nikkatsu World Selection『㊙色情めす市場 デジタル復元版』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20230530-1.html
5月31日 2023年5月のブログ・リスト
2023年05月31日
2023年05月30日
Nikkatsu World Selection『㊙色情めす市場 デジタル復元版』伏見ミリオン座にて
🎬『㊙色情めす市場 デジタル復元版』田中登監督/84分/1974年
大阪の釜ヶ崎にあるドヤ街で暮らす19歳のトメ(芹明香)は精薄の弟(夢村四郎)と2人で安アパートで暮らして、トメの売春で生活している。母のよね(花柳幻舟)も40歳になるが今も現役の売春婦だ。
トメは小料理屋の二階で女将の采配下で売春をしていたが、反抗心からそこをやめて娼婦として街角に立っていた。そこによねの情夫が現れ、トメの客になった。しばらくしてよねは妊娠したとトメに泣きついてきたが……。
第78回ベネチア国際映画祭のクラシック部門(ベニス・クラシックス)に選出された作品。ベニス・クラシックスで日活作品は初めて。日活ロマンポルノ作品の世界三大映画祭での選出も初。
日活ロマンポルノの秀作として耳にしていた作品だったので迷わず観に行った。中年・老年男性約30人、女性中年も6人ほど。
どのシーンをとっても絵になっていて、当時のドヤ街のどろどろとした空気感に圧倒された。女優陣のねっとりした魅力(芹明香のエロ、宮下順子の薄幸、花柳幻舟の生々しさ)も溢れんばかりだった。
でも不満もあった。セックスシーンが後5秒ほど?足りない。もう少しのところで終わっていた。ポルノ映画としてどうなんだろう。
最後の通天閣から見下ろしたドヤ街のシーン、そこで映された思いがけない終盤の出来事にゾッとした。
★この後、田中絹代監督の『乳房よ永遠なれ デジタル復元版』と『月は上りぬ デジタル復元版』を観た。あまりに「㊙色情めす市場 デジタル復元版』が強烈だったので印象は強くないが両方に杉葉子さん(2019年に90歳でお亡くなりになった)が出ていたので嬉しかった。もう随分前にシネマジャーナルの編集時にケーキを差し入れて下さったことを思い出した。
★『月は上りぬ 』では北原三枝さんがおきゃんな娘を演じていてとっても可愛かった。「石原裕次郎の相手役」としてのイメージしかなかったので驚いた。
大阪の釜ヶ崎にあるドヤ街で暮らす19歳のトメ(芹明香)は精薄の弟(夢村四郎)と2人で安アパートで暮らして、トメの売春で生活している。母のよね(花柳幻舟)も40歳になるが今も現役の売春婦だ。
トメは小料理屋の二階で女将の采配下で売春をしていたが、反抗心からそこをやめて娼婦として街角に立っていた。そこによねの情夫が現れ、トメの客になった。しばらくしてよねは妊娠したとトメに泣きついてきたが……。
第78回ベネチア国際映画祭のクラシック部門(ベニス・クラシックス)に選出された作品。ベニス・クラシックスで日活作品は初めて。日活ロマンポルノ作品の世界三大映画祭での選出も初。
日活ロマンポルノの秀作として耳にしていた作品だったので迷わず観に行った。中年・老年男性約30人、女性中年も6人ほど。
どのシーンをとっても絵になっていて、当時のドヤ街のどろどろとした空気感に圧倒された。女優陣のねっとりした魅力(芹明香のエロ、宮下順子の薄幸、花柳幻舟の生々しさ)も溢れんばかりだった。
でも不満もあった。セックスシーンが後5秒ほど?足りない。もう少しのところで終わっていた。ポルノ映画としてどうなんだろう。
最後の通天閣から見下ろしたドヤ街のシーン、そこで映された思いがけない終盤の出来事にゾッとした。
★この後、田中絹代監督の『乳房よ永遠なれ デジタル復元版』と『月は上りぬ デジタル復元版』を観た。あまりに「㊙色情めす市場 デジタル復元版』が強烈だったので印象は強くないが両方に杉葉子さん(2019年に90歳でお亡くなりになった)が出ていたので嬉しかった。もう随分前にシネマジャーナルの編集時にケーキを差し入れて下さったことを思い出した。
★『月は上りぬ 』では北原三枝さんがおきゃんな娘を演じていてとっても可愛かった。「石原裕次郎の相手役」としてのイメージしかなかったので驚いた。
2023年05月29日
Netflix『被害者が容疑者となるとき』
Netflix『被害者が容疑者となるとき』ナンシー・シュワルツマン監督、製作/アメリカ/95分
性的暴行の被害を訴えた女性が、信頼していた警察に裏切られ「虚偽報告の罪」で逮捕されるケースが存在することを知ったジャーナリストのレイチェル・デレオンは、真相を明らかにしようとアメリカ全土を取材するドキュメンタリー。
被害女性の「裏」をとる確認作業が手間がかかるので、証言に嘘があると言ったり、防犯カメラに写っていたが、言ってることとは違うなどと言って、証言を撤回させた警察。それだけではなく、その場で偽証罪として逮捕してしまう。
その後、自殺した被害者もいて、レイチェルはアメリカで起こっている警察の怠慢にカメラを向けるが……。
被害者を護る警察が怯えながらレイプを訴える女性に「あなたの言い分には矛盾がある」「監視カメラに映っていたが直前にキスをしていたね」など「嘘」を言って。被害者を動揺させて、訴えを退けるだけならともかくもすぐに「虚偽」したとして逮捕。ニュースとして流されたので、レイプされたことを隠していたのに学校や近隣に知られてしまう……という事件に、おかしいと関した女性記者。
その人がいなかったらどうなっていたか、思うだけでも腹立たしい警察だ。これはアメリカだけの話か?とも思ったが、それ以上にレイプ犯には何もコンタクトしていない。犯人は野放しだ。
レイプされたと訴えてきた女性に「嘘を言って訴えて得する」ことなどないのに……。その後の警察や加害者がどうなったかは詳しく描かれていなかったのが残念。
性的暴行の被害を訴えた女性が、信頼していた警察に裏切られ「虚偽報告の罪」で逮捕されるケースが存在することを知ったジャーナリストのレイチェル・デレオンは、真相を明らかにしようとアメリカ全土を取材するドキュメンタリー。
被害女性の「裏」をとる確認作業が手間がかかるので、証言に嘘があると言ったり、防犯カメラに写っていたが、言ってることとは違うなどと言って、証言を撤回させた警察。それだけではなく、その場で偽証罪として逮捕してしまう。
その後、自殺した被害者もいて、レイチェルはアメリカで起こっている警察の怠慢にカメラを向けるが……。
被害者を護る警察が怯えながらレイプを訴える女性に「あなたの言い分には矛盾がある」「監視カメラに映っていたが直前にキスをしていたね」など「嘘」を言って。被害者を動揺させて、訴えを退けるだけならともかくもすぐに「虚偽」したとして逮捕。ニュースとして流されたので、レイプされたことを隠していたのに学校や近隣に知られてしまう……という事件に、おかしいと関した女性記者。
その人がいなかったらどうなっていたか、思うだけでも腹立たしい警察だ。これはアメリカだけの話か?とも思ったが、それ以上にレイプ犯には何もコンタクトしていない。犯人は野放しだ。
レイプされたと訴えてきた女性に「嘘を言って訴えて得する」ことなどないのに……。その後の警察や加害者がどうなったかは詳しく描かれていなかったのが残念。