
無事、先程羽田に着きました。上の写真は昨日行った海岸で。
🎬『オットーという男』マーク・フォースター監督/アメリカ/126分
町の嫌われ者でいつも眉間に皺を寄せてへの字に口を曲げているオットー(トム・ハンクス)。少しでも間違っていることにもめくじらをたてて、近所をパトロールしている。挨拶をされても仏頂面で、野良猫を邪険に追っ払い、誰も彼の近くには寄って来ない。
しかし、新しくお向かえに引っ越してきた陽気な若い奥様女性マリソルとその家族が、彼の性格をものともせずに近寄ってきては、あれを貸してくれ、これはどうすればいいのか等々、遠慮なしで話すようになって……。

これ、時間がなくて観ていなかった。飛行機で観られて嬉しく飛びついたが、どこかで見たストーリーに気付いた。
後から調べたら、第89回アカデミー外国語映画賞ノミネートされた『幸せなひとりぼっち』のリメイクだった。この作品はスウェーデン映画でその年の洋画ベストテンに入れたが、アメリカリメイク版はいかにトム・ハンクスの変人ぶりがうまくても、ちょっと気が緩むと、善人「トム・ハンクス」が見えてくる。見るこちら側も「見なれたトム・ハンクス」を探すジレンマに陥ってしまう。
そういう点でスウェーデン版の方に軍配が上がるような気がした。