2023年04月10日

シドニーライフと映画日記(10 )『The Innocent』

シドニー自慢を二つ。一つは果物が野生的で美味しくて安い。イチゴは日本のように農薬などでいじくっていないからちょっとゴリゴリしている。四つ割りにしてサラダにピッタリ。フドウも皮が硬めでポリポリ、りんごは青リンゴが特に安くて酸っぱみとほんのりした甘味がある。
1日3食に後に食べるが350円ぐらい。日本の半額以下だ。

二つ目はコーヒーの美味しさ。個人店バリスタがたくさんあって、美味しいところは行列ができているのですぐわかる。有名どころでもバリスタが変わると味が違うらしく、やっぱりこじんまりしたコーヒー屋がいいらしい。

🎬『The Innocent』ルイ・ガレル監督、出演/フランス/100分/日本公開未定

フランス南東部のリヨン。水族館に勤める海洋生物学者のアベル(ルイ・ガレル)は、刑務所で演劇を教えていた母親シルヴィ(アヌーク・グリンベルグ)が再婚することを知るが、相手が受刑者と聞いて、不安になった。

その男ミシェル(ロシュディ・ゼム)は元強盗だったので、人柄を疑ったアベルは親友のクレマンス(ノエミー・メルラン)の助けを借りて、新しい継父の行動を尾行し始めた。

その尾行もすぐに見破られて、二人はミシェルから思いもよらない危険なビジネスを持ちかけられる。

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辛口コメディー。思わぬ展開で客席から笑い声が7回、8回起こった。途中でオーボエ、オーケストラ、合唱、独唱などはさまれていたが選曲も気に入った。最後は幸せなしまい方で、フランスらしい締めくくりだった。

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この場面は2人の向こう側に映っている男が2人の喧嘩をじっと聞いている。この場面も映画展開の重要なカギがあってクスクス笑いが起きていた。

ルイ・ガレルさんはセンスが良い俳優さん。この作品で2022年セザール賞のオリジナル脚本賞を受賞している。日本で公開してほしいが、今のところその情報はない。


posted by ミッキー at 07:12| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする