2023年04月01日

シドニーライフと映画日記(2)『TILL(原題)』EVENT CINEMASにて

シドニーは今、朝6時過ぎ。日本は夜中4時ごろだ。娘夫婦を起こさないようにそっとコーヒー☕️を入れて自分の部屋でゆっくりしている。

昨日は映画館調べしていたら、もうすぐ終わりそうな女性監督の話題作を見つけて、event cinemaに行った。

住んでいるマクドナルド駅から3つ目のタウンホール。3年半前の記憶を掘り起こして無事着いた。娘がネットで予約してくれたのでiPadのゲジゲジをピッとやるだけで入ることができた。

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🎬『TILL(原題)』シノニエ・チュクウ監督、脚本/アメリカ/130分/公開未定/EVENT CINEMASにて

メイミー・ティル(ダニエル・デッドワイラー)は黒人のシングルマザー。14歳の一人息子エメットと実母アルマ(ウーピー・ゴールドバーグ)とシカゴの一軒家に穏やかに暮らしていた。

エメットは夏休みをミシシッピの伯父さんのところに行くことでウキウキしていた。南部の黒人差別を知っているメイミーは不安でたまらなかったが。アルマから「もう14歳だよ。過保護にしないで」と言われて、本人に注意を促して旅出させた。

ところが、心配は的中……白人の経営するコンビニのレジ係の女性(ヘイリー・ベネット)に話しかけたり、口笛を鳴らしたりしたので、その晩に白人の男たちから連れ出されて、拷問のうえ、殺された。

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メイミーはエメットの拷問された後で川に流された遺体を棺桶の蓋をしないで皆に見せ公表した。その後、人種差別の残酷さを訴えて公民権活動家になる実話。

製作にも加わったウーピー・ゴールドバーグさんはあまり出番はなかったが自然体で老婆を演じていた。映画を見慣れていない人も(酷い場面も工夫されていた)、こんな時代があったということがよくわかるように作られていた。

ちょっと気になるのは衣装が頑張りすぎ。7、8回メイミーは着替えていたが、どれもちゃんと色合わせなども完璧で上流階級風のもの。きっちりしていた。精神的に打ちひしがれた人にしてはおしゃれを心得ている装いには違和感があった。







posted by ミッキー at 04:18| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする