
🎬『姉姉妹妹2』ヴー・ゴック・ダン監督/ベトナム/115分/日本初上映
1930年代のコーチシナのサイゴン(フランス 統治時代の ベトナム 南部のホーチミン市)。娼婦トゥ・ニー(ミン・ハン)は路地で高級車に泥をかけられた。洗濯代をよこせと車を追いかけていくと、車の窓をあげて法外なお札を手渡された。その車の主はサイゴンで一番の美人と噂されるバ・チャ(ゴック・チン)だった。
彼女は人々の憧れの的でサイゴン・クチュールの始祖だ。ニーは惨めな娼婦生活から抜け出すために、バ・チャに近づくが……。
2人の美女は実在の人物。2年前に上映した『姉姉妹妹』の続きかと思ったが、女2人の話は変わらないが、続編ではない。前作も嘘とかけ引きだったが今作はもっと凄い「嘘と企みとかけ引き」に始終する。
やったらやり返せ❗️2倍返しぃ……っという感じで突き進んでいく。美しいお顔が般若のお面のように怒り狂うのも美人だから見ておれるが、こんなうるさい女たちには近づきたくない。
★前作は女性監督だったが、2は男性監督。
🎬『黒の教育』クー・チェンドン監督/台湾/78分
どこにでもいるような普通の高校生男子三人組は卒業式の夜に雑居ビルの屋上で飲んで無駄話していたが、永遠の友情を約束するために、自分が犯した罪の秘密を告白しようと決めた。
一人は少女を犯した、一人はホームレスを殺した、最後に残った高校生はボンボン育ちで父親の密会の秘密を知ったとか職員室で試験の問題用紙を盗ったぐらいの軽いものだったので、他の2人から「そんなのは秘密にもならない。いまからでも遅くない。あそこの男を殺して来い」とそそのかす。
ここまでやるか!と思うぐらい「痛い」映画だった。
先程、見たばかりなので痛々しくて今はかけないが、3人に高校生 ベラント・チュウ(朱軒洋)、 ケント・ツァイ(蔡凡熙)、エディソン・ソン(宋柏緯)の中のケント・ツァイが来日して、長身でイケメンで表情がピュアな青年を最前列で見させてもらって大満足。この方の役は金持ちのボンボン役。