初めて映画館に行って観た映画に夢中になったサミー・フェイブルマン少年(ガブリエル・ラベル)が、両親や周りの人たちとの葛藤や絆、そして学生時代の出会いなどで成長していく姿を追うと同時に、人生の夢を追い求めるスピルバーグ監督の半生を描いている。

まだアカデミー賞は発表されていないが、この作品で作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞、作曲賞、美術賞の主要含む7部門でノミネートされている。半分とは言わないが3割以上はヨイショ!していないかな。
超有名映画監督で生きているうちに自分で自分の映画を撮る事例はあるのかないのかわからないが、子ども時代の経験や出来事は多かれ少なかれ映画に反映されているはず。まあ、前半はよくても後半は退屈した作品で、アカデミー賞に値するのは父親役のポール・ダノさんだけ。この方が助演男優賞ノミネートと思ったが違っていた。残念!
★自分が撮ったフィルムに母とボリス伯父さん(ジャド・ハーシュ/この方が助演男優賞ノミネート)との秘めた「愛」を見つけた件はさすがと思った。