2023年02月13日

『パリ、テキサス』大須シネマにて

昨日、小雨が降る中、散歩がてら大須シネマに。『ノッキン・オン・ヘブンス・ドア』を観る予定で時間に行ったが『パリ、テキサス』だった。間違えていたようだ。観た映画のように思ったので、どうするか迷ったが『これ、3回目だ』という男性の方の言葉で見ることにした。

観客は14名。皆お一人様。ちょっと長めだったが観ていない作品で、体ごとスクリーンの中に持っていかれたぐらい感動した。

5FC52B6C-BC6F-4600-BD3A-F39A03BCCE41.jpeg

🎬『パリ、テキサス』ビム・ベンダース監督/西ドイツ、フランス/146分/1985年日本公開

荒野を歩きさまよう男が、ふらっと入ったガソリンスタンドで氷を口に含んだまま気絶した。記憶を失っている男の持ち物を手がかりに連絡を受けた弟のウォルトは、4年前に失踪した兄トラヴィス(ハリー・ディーン・スタントン)だと確認する。

徐々に記憶を取り戻したトラヴィスは、4年ぶりに再会した幼い息子レスターとともに逃げて行った妻(ナスターシャ・キンスキー)を探す旅に出る。

ビム・ベンダース監督がテキサスの荒野を放浪する男の妻子との再会と別れを描いたロードムービー。1984年・第37回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた名画。

4歳の子を置いて失踪した妻をいっときも忘れずにさまよい探すトラヴィス。残された子は弟夫婦が愛し育てていた。汚らしい格好で4年ぶりに会う息子に嫌な顔をされるが、そこは血のつながりか段々と口を聞くようになる。弟の妻は子どもが離れていく不安を抱えているが夫はきっぱりと戒めていた。

確かにロードムービーだが、失踪した妻、弟の妻の女の気持ちの動きも丁寧に描いていた。

★題名は「テキサス州パリス」の意味。







posted by ミッキー at 17:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする