🎬『BLUE GIANT』立川譲監督/120分/2月17日よりTOHOシネマズ日本橋、ミッドランドスクエアシネマにて全国ロードショー公開
仙台に暮らす高校生・宮本大(声:山田裕貴)はジャズに魅せられてテナーサックスを始めた。毎日、毎日、河原で吹き続け、高校卒業してすぐに上京。
程なくしてライブハウスで同世代のピアニスト・沢辺雪祈(声:間宮祥太朗)の演奏を聴いて「やっぱり東京はすごい……」と興奮した宮本は、偶然にライブハウスのトイレで沢辺に会い、それが縁でバンドを組むようになった。
さらに上京した宮本を嫌々ながら狭いアパートに同居させることになった高校の同級生・玉田俊二(声:岡山天音)も彼らに感化され、スティックに触ったこともないドラムとして加わって「JASS」が結成されて……。
「ビッグコミック」で連載されていた石塚真一の漫画「BLUE GIANT」を原作にしたアニメ。チック・コリアやスタンリー・クラークなどの有名ミュージシャンとも共演しているピアニストの上原ひろみが音楽を担当、ピアノも弾いている。
2時間、体が熱くなった。
ジャズならスローテンポのものが好きだが、激しいセッションもいいなと感じた。声を担当する男優さんも不自然なこともなくて◎。
実力のある2人よりずぶの素人の玉田の成長ぶりに目が離せなかった。トイレで出会ったり、嫌々ながら同居させる という偶然の重なりで人生がどんどん変化していく‥‥どれも突飛な巡り合いではなくて普通の日常の中で起こり得ること。
魅入っている、聴き入っている 間に「アニメが実像」になった瞬間があった。ジャズに興味のない方にも充分伝わるアニメ青春映画❗️