2023年02月25日

Netflix『ロスト・ドーター』オリビア・コールマン&映画館 続きで

2月22日と24日にNetflixで新作が告知されていたが次の日付になっても出なかった。いろいろ見ていたらオリビア・コールマン主演の映画がやっていて、見た記憶がないので思わず飛びついてみた。

Netflix『ロスト・ドーター』マギー・ギレンホール監督、脚本/アメリカ/122分/2021年12月末公開

海辺の町へバカンスにやって来た大学教授の中年女性レイダ(オリビア・コールマン)は、ビーチで見かけた若い母親ニーナ(ダコタ・ジョンソン)と幼い娘の姿に目を奪われた。

レイダの母娘(ジェシー・バックリー)との関係を思い出した彼女は、自分が母親になった時の恐怖と混乱に満ちていた頃の記憶に押しつぶされそうになって……。

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オリビア・コールマンの魅力が小さなiPadの画面からも十分堪能できた。ミッキーも子育て(レイダと一緒で娘2人)の時、どこか行って静かなところでゆっくり寝たいとよく思った。亡き母がイライラするミッキーを見て「2、3日なら預かるよ」と言ってくれたが、自分のやり方で育児自体を人任せにしていなかったので、余計ストレスになると思って任せる気持ちにはならなかった。

この映画で言うとニーナに考えが似ている。そうこうしているうちに子は大きくなり、主役が脇役……先は仕方なく通行人?

思えば「母性」より「我」の映画と思ったが、こんな素晴らしい映画を見過ごしていたとは驚きだった。

★オリビア・コールマンを主演に迎えた「ロスト・ドーター」で長編監督デビューした女優さんのマギー・ギレンホールさん。脚本も手がけてベネチア国際映画祭で最優秀脚本賞を受賞、アカデミー脚色賞にノミネートされた。旦那様は俳優のピーター・サースガードでこの作品にも出ている。

★海辺の街に小さな映画館があって若者たちがポップコーンを投げ合いながら騒いでいて、怒ったレイダは大声で注意するが、反対にクソ女❗️と囃し立てられていた。外国の観光地や避暑地にはありそうな映画館だった
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2023年02月24日

2月23日公開映画(2)『エンパイア・オブ・ライト』

晩に散歩ついでにかっぱ寿司に行った。月に2回ほど茶碗蒸し280円?が食べたくなっていく。頼むのは茶碗蒸し、鉄火巻き、エンガワ、シラスで1000円以内で注文する。それはいいのだがガリの入れ物がなくて近くを通った店員さんに聞いて見たら個別に包んだものがレーンに流れているので来たら取ってくださいと言われた。例のペロペロ事件がそうさせたのか、早い対応でびっくりした。

🎬『エンパイア・オブ・ライト』サム・メンデス監督、脚本/イギリス、アメリカ/115分

長引く不況と社会不安に揺れる1980年代初めのイギリス。海辺の町マーゲイトで地元の人たちに愛されている映画館・エンパイア劇場で働く中年女性ヒラリー(オリビア・コールマン)は、つらい過去があって心に闇を抱えていた。

そんな彼女の前に、夢をあきらめて映画館で働き始めた若者スティーヴン(マイケル・ウォード)が入ってくる。過酷な現実に道を閉された2人は職場の仲間たちの優しさに守られながら、少しずつ心を通わせていく。スティーヴンとの交流で、生きる希望を見いだしていくヒラリーだったが……。

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『アメリカン・ビューティー』の名匠サム・メンデスの新作。撮影がロジャー・ディーキンス❗️『ショーシャンクの空に』『バーバー』の方。

非常に手入れが行き届いている古風で凝った作りの映画館が舞台。素敵な雰囲気の映画館。ミッキーなら毎日映画が変わるたびに観にいくだろうな……。

そこで働く孤独な中年女性の身の置き方がちょっとかわいそう。誰ととはいわないが、セックスシーンはまるで「はけ口」のような扱いだ。

でも最後は……、おっと、書けるのはここまで。公開中に時間が有ればもう一度観たい作品。
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2023年02月23日

2月23日公開映画(1)『ワース 命の値段』

🎬『ワース 命の値段』サラ・コランジェロ監督/アメリカ/118分

2001年9月11日に起こったアメリカ同時多発テロの被害者と遺族に、補償基金プログラムを立ち上げる。その特別管理人を任された弁護士のケン・ファインバーグ(マイケル・キートン)は独自の計算式で、一人ひとりの補償金額を算出する方針を打ち出す。

多くの有能な若者を雇い特別チームを作るが、被害者遺族が抱えるさまざまな事情と彼らの喪失感や悲しみに接する中で、いくつもの矛盾にぶち当たる。

対象者約7000人の80%の賛同を得る目標の作業が進まず、プログラム反対を掲げるグループも出てきて、苦境に立たされたファインバーグは大きな決断を下すが……。

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アメリカ同時多発テロ被害者の補償金分配を束ねた弁護士の実話を映画化した社会派ドラマ。

「仕事」を任された著名な弁護士ケネス(ケン)・ファインバーグの回顧録が基になっている。

多発テロのことは忘れていないが、その後にこんな大きな出来事があったとは考えが及ばなかった。国が率先して救済するとは見上げたものだと思っていたら、航空会社2社に訴えが来ると会社は倒産、その余波はアメリカ国にも押し寄せて来るので、肩代わりするということとわかった。

ファインバーグはこれを無料で引き受けていて「名誉」とか「国に恩をうる」のかと思ったが……本当のところはわからない。でも彼が実際に被害者遺族に会い話を聞くうちにだんだん人間味にある表情に変わっていった。マイケル・キートンの冷酷な人間になりきれない複雑な演技が見事だった。きっと実際のご本人の方も満足なさっているのでは、と思った。


posted by ミッキー at 21:55| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする