🎬『イニシェリン島の精霊』マーティン・マクドナー監督、脚本/イギリス、アメリカ、アイルランド/109分/1月27日よりTOHOシネマズ日本橋、伏見ミリオン座他にて全国ロードショー公開。
本土が内戦に揺れる1923年。アイルランドの孤島・イニシェリン島は、島民全員が顔見知り。妹と暮らすお人好しのパードリック(コリン・ファレル)は、長年の友人であるはずのコルム(ブレンダン・グリーソン)から突然「お前との無駄話する時間がもったいない、俺は死ぬまでにやりたいことがあるから」と絶縁されてしまう。
驚くパードリック、いつも2時に行く飲み屋の店主も村人も心配そうに見ている。妹のシボーン(ケリー・コンドン)や隣人ドミニク(バリー・コーガン)に相談するが、コルムから「これ以上自分に喋りかけると、自分の指を切り落とす」と言い渡されて……。
『スリー・ビルボード』のマーティン・マクドナー監督の新作。
第80回ゴールデングローブ賞で、マクドナー監督が最優秀作品賞、最優秀脚本賞。主演のコリン・ファレルに最優秀主演男優賞❗️
今年になって初の感動新作。一番気に入ったのは透き通った歌声。特に女声がよかった。まるで精霊のような歌声だった。
男2人の「大人になりきれていない」行動には、島ならではの特異な環境がそうさせるのかと思うが、結婚をしていないので半人前と思われている妹や隣人で少し幼いドミニクの方が、時には大人の行動やセリフがあった。