2023年01月19日

『幕末太陽傳』大須シネマにて

今日、試写の帰り道、家の近くでムクドリの鳴き声がすごく、上をみたら電線にズラーっと止まって騒いでいた。写メを撮っていたらフンが落ちてきた。ムカッ!

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🎬 『幕末太陽傳』川島雄三監督、脚本/110分/1957年/3回目

明治維新まであと6年の1862年11月。世情も暗い頃だったが、品川の遊郭の町並みだけは賑わっていた。

そこにある旅籠の一軒「相模屋」でわらじを脱いだ佐平次(フランキー堺)は勘定を気にする三人の仲間をしりめに、大盤振る舞いをする。だが実はこの男、無一文で……。

45歳の若さでお亡くなりにった川島監督は51作品を世に送り出した。『幕末太陽傳』は代表作中の名作。

1950年代の品川(今の北品川近辺)の宿の様子が映しだされた。その中には舞台になる宿「相模屋」が映っている。

フランキー堺扮する佐平次は大盤振る舞いでドンちゃん騒ぎで、お勘定の時、宿の旦那に「へい、金は一切ござんせん!」と悪びれもせず物置部屋に・・・。

いつの間にか、目端の利く番頭さん以上の働きをして気にいられてしまう。その調子よさがたまらなく面白い。

幕末で活躍した歴史上の人物・高杉晋作も宿屋の客として入れてあり、揉め事、相談ごとにのって駄賃を貯める佐平次。若かりし南田洋子、左幸子、芦川いづみさん。初々しい小林旭さん等々、お懐かしい顔が満載だった。

posted by ミッキー at 20:23| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月18日

試写三昧の日 『映画 ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』『湯道』『生きる LIVING』を少しずつ

今朝も極寒の名古屋。朝から3本の試写。『映画 ドラえもん のび太と空の理想郷 ユートピア』『湯道』(試写2回目)『生きる』の3本。一番期待満々なのが『生きる』だ。これは黒澤明監督の代表作「生きる」(1952)のイギリス版リメイク映画。

🎬『映画 ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』堂山卓見監督/107分/3月3日公開

アニメ「ドラえもん」の長編映画42作品目で、空に浮かぶ謎の三日月型の島を見つけたのび太は、ドラえもんたちと一緒にひみつ道具の飛行船「タイムツェッペリン」で、その島を目指して旅立つ。やがてたどり着いたその場所は、誰もがパーフェクトになれる夢のような楽園「パラダピア」だった。そこにはパーフェクトネコ型ロボットのソーニャ(声:「King & Prince」永瀬廉)がいて……。

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ソーニャが出てくる頃から俄然面白くなる。ソーニャのキャラクターもお声も気に入った。

🎬『湯道』鈴木雅之監督/126分/2月23日公開

亡き父が遺した銭湯「まるきん温泉」に長男で建築家の三浦史朗(生田斗真)が東京から突然帰って来た。店を切り盛りする弟・悟朗(濱田岳)に、銭湯をやめて、一階をコインシャワールームにして上階をマンションに建て替えようと話を持ちかける。

「親父の葬儀にも来なかったのに!」と兄を無視する悟朗。新しく入った住み込みバイトのいづみ(橋本環奈!)は仲の悪い兄弟に戸惑うが、どんな時でもお風呂にくるお客様を明るくむかえていた。

東京銀座のお風呂屋さんであまりに熱い湯に水を入れようとしてググーっと睨まれた経験があるので、その場面では吹き出してしまった。公開されるのは2月、とっても寒ーい時だから観たら絶対お風呂屋さんに行きたくなるだろうな。

🎬『生きる LIVING』オリバー・ハーマナス監督/イギリス/103分/3月31日公開

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黒澤明監督の名作映画「生きる」を、ノーベル賞作家カズオ・イシグロの脚本によりイギリスでリメイクしたヒューマンドラマ。主演はビル・ナイ。マーガレット(日本版では小田切みき)を演じるエイミー・ルー・ウッドが秀逸! 3度に食事を2度にしても観ていただきたい。


posted by ミッキー at 12:26| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月17日

『モリコーネ 映画が恋した音楽家』伏見ミリオン座にて

🎬『モリコーネ 映画が恋した音楽家』ジュゼッペ・トルナトーレ監督/イタリア/157分

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1961年のデビュー以来、500作品以上もの映画やテレビの音楽を作曲。2020年にこの世を去ったモリコーネ。

このドキュメンタリーでは『ニュー・シネマ・パラダイス』「荒野の用心棒』など45作品の名場面や、最高の音響技術で再現されている。

インタビューにはクエンティン・タランティーノ、クリント・イーストウッド、ウォン・カーウァイ監督さんらが、モリコーネがいかにして素晴らしい曲を作曲したかを話してくれた。

モリコーネさんが奥様を愛し、長年連れ添った生涯がいくつもの名曲同様にミッキーには素晴らしく思った。

★楽譜を書くシーンが数カ所出てきたが、あの楽譜でオーケストラが演奏できるのか不思議だった。主旋律だけ後のパートは他の人がやっていたのかとも思うが……そこんところがわからなかった。
posted by ミッキー at 19:03| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする