2023年01月25日

2023年日本映画ベストテン入り確実!2月10日公開『エゴイスト』

昨夜は雪が吹雪いていたが、今朝は積もっていなかったのでホッとした。でも寒さは痺れるようで今まで経験したことがないものだ。午後から一本試写があるがどうしようか迷い中。


🎬『エゴイスト』松永大司監督、脚本/120分

/2月10日よりTOHOシネマズ日本橋、名古屋伏見ミリオン座他にて全国ロードショー公開。

14歳の時に母を亡くした浩輔(鈴木亮平)は、田舎町でゲイであることを押し隠して過ごしていた。今は東京でファッション誌の編集やカメラマンをして自由気ままなマンション暮らしをしている。母の命日だけは父(柄本明)がいる実家に帰っていた。

そんなある日、病気の母(阿川佐和子)を抱えて働くパーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会う。浩輔と龍太は惹かれ合い、龍太の実家に行って母とも親しくなって行くが……。

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今年になって間もないが、2023年日本映画ベストテンに入る『エゴイスト』 エッセイスト・高山真の自伝的小説「エゴイスト」を『トイレのピエタ』の松永大司監督が映画化したものだ。

主演の鈴木亮平さんの演技が光っていて、死相漂う阿川のお顔のメイキャップも良かった。エゴイストというあまり良い意味で使わない言葉だが、観終わってからこの言葉の持つ意味ががらりと変わった。

★香港映画の『藍宇 〜情熱の嵐〜』(主演リウ・イエ)を思い出した。


posted by ミッキー at 07:52| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月24日

『ベイウォーク』今池シネマテークにて

今朝は10時から今池シネマテークで上映する『ベイウォーク』を観てから、名古屋駅西口のシネマスコーレで『覗き屋』を観た。それからミリオン座に行きたかったが、あまりにも風が強く、寒いので2本だけで帰ってきた。あったかいウドンでもと思ったが雪が降りそうな空模様になってきたので、真っ直ぐに家に帰った。

もし交通が遮断されたら野菜が値上がりすると思うのでブロッコリー、カブ、蓮根、人参、大根半分を買って、重いの頑張って持ち帰った。
ちょっと遅い昼ご飯を食べてから夕寝。3時から7時まで寝てしまった。今、おきたばかり、外をみたら雪がしんしんと降っている。

🎬『ベイウォーク』粂田剛監督、撮影、編集/90分

マニラの海沿いの整備された遊歩道・ベイウォークには、夜になると路上生活者たちが集まってくる。

58歳の赤塚崇さんはかつて裏社会で生きてきたが、十年以上前に、フィリピンでいい話があって資金を2000万円投資してこの地にきたが、騙されて一文なし。日本にも帰ることが出来なくなって、今では、露店のタバコ売りを手伝い、夜はベイウォークで路上生活をしている。

一方、62歳の関谷正美さんは、楽しい老後を夢見て日本から単身移住を決め、ベイウォーク近くの高層アパートメントを購入して、思い通りに内装家具も揃えて暮らし始める。しかし現地の人たちを信用できない彼は何をやっても上手くいかず、部屋に閉じこもるようになってしまう。

対照的な暮らしを送る2人に焦点を当て、それぞれの行く末を追う。

娘がオーストラリアのシドニーで現地の人と結婚して暮らしているが、自分の生まれた国以外で暮らすということはいろいろ条件が揃っていても思うようにならないことが多いらしい。時々日本に帰ってくると1か月も日本にいると帰りたくなくなると数年前まで言っていたのを思い出す。

金持ち、貧乏問わず日本は住みやすい国だと思う。

マニラで暮らす男二人。生き方も境遇も違いはあるが、どこか(失礼を承知で言うが)育ち切っていないように感じた。

二人ともお人柄は悪くないと感じたし、昔はハンサムだったに違いない。前作の『なれのはて』の4人の男もそうだった。もしハンサムでなかったら デブだったら身を持ち崩すまでならなかったように思うが……。

★字幕が相変わらず小さいので困った。


posted by ミッキー at 19:38| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年01月23日

心のパンツを脱ぐ!? 2月4日公開『茶飲友達』

朝起きるのに20分ぐらい布団の中でぐずぐずしていた。底冷えしてまるで冷凍庫にいるようだ。飼っているメダカたちは室内だけど寒いだろうなと心配。いつも行く喫茶店で顔馴染み年寄りグループも欠席がち、日参しているのはミッキーと92歳のおばぁさま。この方は喫茶店の上にお住まいなので、階段だけ注意して降りて来られる。ミッキーはマンションから350歩ぐらいで着く。今朝の話題は昔の名古屋大須近辺の映画館や夜店の話だった。大須には6館もあったらしい。

🎬『茶飲友達』外山文治監督、脚本/135分/2月4日より渋谷ユーロスペース、2月17日より名古屋名演小劇場他にて全国順次ロードショー公開。

佐々木マナ(岡本玲)は、仲間とともに高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を設立し、新聞の三行広告欄に「茶飲友達、募集。」と出して、集まってきた老人男性のもとへ高齢女性を派遣するビジネスをスタートさせた。


「ティー・ガール」で働くのは、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性、送り迎えをする若い男性らがいて、それぞれに事情をかかえていて、マナは皆を「ファミリー」と呼び家族のような絆を育んでいくが……。

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2013年10月に高齢者売春クラブが摘発された事件を元に、超高齢化社会の現代日本が抱える閉塞感や寂しさなど、さまざまな問題を描いたドラマ。

こういう商売も珍しいことではないし、老人男性がターゲットとして成り立つのも想像できる。でも新聞(事件を調べてみたら全国紙)の三行広告とは考えたものだ。大体「茶飲友達 募集」で読んだ人は皆ピンと来るはず。内偵が入らなかったのが不思議。

摘発されたのはご老人が一緒の時にお亡くなりになったからだ。お年寄り相手ならそんな時のノウハウも教えておくべきだったのに。そこに生活の糧を見出していた方々が、その後どうしたのか知りたかった。

★どうしても男性と触れられない老婦人に「心のパンツを脱がすのよ」とマナさんがいう台詞があって、なるほどうまい言葉だと思わず笑ってしまった。
posted by ミッキー at 11:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする