🎬『非常宣言』ハン・ジェリム監督、脚本、編集/韓国/141分/1月6日より丸の内ピカデリー、新宿バルト9、名古屋109シネマズ他にて全国ロードショー公開
娘とハワイへ向かう飛行機恐怖症(ワケあり)のジェイ・ヒョク(イ・ビョンホン)は、空港でつきまとう若い男(イム・シワン)に遭遇するが、同じKI501便に搭乗したので不安になる。
その便はハワイにむかって飛び立つが、離陸後間もなくトイレに入った乗客男性がトイレに粉が舞っていたと乗務員に苦情をっていたがまもなく死亡。直後に、次々と乗客が発熱や体が痒くなり、死亡する人まで出て、機内は恐怖でパニックになる。
一方、妻と母親と3人でハワイ旅行をするはずだったベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)は飛行機テロを通告する動画が出回っているという通報のせいでハワイには行けなくなった。調べていくうちにマンションの一室にたどり着くが、その一室から腐乱死体が発見され、ビデオテープから妻や母親が乗った飛行機のバイオテロの予告が映し出されていて……。
韓国大スターがせいぞろい。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ドヨン、キム・ナムギル等々。しかし最初字幕で出てきた「非常宣言」の意味が全く映画内ではキキメがなく、あれはなんだったのかと疑問。
飛行機全体が得体の知れない伝染するウィルスに汚染されているからどの国も(日本も)受け入れ拒否。こういう時に「人道主義を発揮する日本や無責任な政治家の韓国」をまるっきり反対に描かれていて、気分は良くないが、それを除けば「楽しめる飛行機テロ」映画。