🎬『愛しい人から最後の手紙』オーガスティン・フリッゼル監督/イギリス/110分/2021年
ジャーナリストの女性エリー・ハワース(フェリシティ・ジョーンズ)は、1965年に書かれたラブレターの束を偶然見つける。
そこには実業家の妻ジェニファー・スターリング (シェイリーン・ウッドリー) と、彼女の夫を取材する経済ジャーナリストのアンソニー・オヘア(カラム・ターナー)との許されざる恋がつづられていて、駆け落ちの話まで綴られていた。
二人のロマンスに夢中になった彼女はその結末を知るため、文書保管係(ナバーン・リズワン)の助けを借りて調査を始める。やがて、エリー自身も思いがけない恋に落ちていく。
オーガスティン・フリッゼル監督の公開中の作品『Never Goin' Back ネバー・ゴーイン・バック』は第1作目で2018年に製作されていて、Netflixの作品は第2作品目。1作目は瑞々しい若い子たちが主役だが、2作目は大人の恋(不倫だけど)だ。
それも現代と50年以上も前の二つの恋が描かれている。昔は手紙、今はメールで恋の模様が全然違うが、満足いく恋愛映画だった。本当に夢見た幸せが70歳過ぎてから成就するなんて、美しく老いなきゃ話にもならない。もう完全に手遅れなミッキーだけど……。