ソウル・江東区に、かつてアジア最大と呼ばれた遁村(トゥンチョン)団地がある。そこには、住民たちに見守られながら暮らす250匹の猫がいた。
老朽化により団地の再開発が決まり、住民たちの引越しや取り壊し工事が進められる中、全ての団地が解体される前に猫たちに新たな安住の地を見つけようと、住民有志たちによる引越し作戦が始まる。

2001年公開『子猫をお願い』のチョン・ジェウン監督の最新ドキュメンタリー映画。
今はテレビでも動画でもかわいい猫はいっぱい。でもこのドキュメンタリーに出てくる猫は、特別な存在だ。
そんな猫と住民たちの様子を2年半記録。猫の目線で生き生きと写しとっている。