2022年11月02日
第35回東京国際映画祭2022(8)受賞発表 『1976』
昨日の晩遅く名古屋に着いた。小雨が降っていたのでタクシー(1100円ほど)で帰って手洗いして洋服を脱いでバタングー。6時間半ぐっすり。昨日コンペティション部門を2作品観たが、ようわからん映画でお手上げ……。でもあまりの不思議状態で居眠りもできなかった。
お腹の調子は良くなったが口内炎が出来た。東京で美味いものを食べすぎたようだ。今日一日(明日の朝ご飯まで)は野菜粥で過ごす予定。
受賞作品
コンペティション部門
▼東京グランプリ/東京都知事賞:「ザ・ビースト」(ロドリゴ・ソロゴイェン監督)
▼審査員特別賞:「第三次世界大戦」(ホウマン・セイエディ監督)
▼最優秀監督賞:ロドリゴ・ソロゴイェン監督「ザ・ビースト」
▼最優秀女優賞:アリン・クーペンヘイム「1976」
▼最優秀男優賞:ドゥニ・メノーシェ「ザ・ビースト」
▼最優秀芸術貢献賞:「孔雀の嘆き」(サンジーワ・プシュパクマーラ監督)
▼観客賞:「窓辺にて」(今泉力哉監督)
アジアの未来部門作品賞
「蝶の命は一日限り」(モハッマドレザ・ワタンデュースト監督)
Amazon Prime Video テイクワン賞
該当作品なし
🎬『1976』マヌエラ・マルテッリ監督、脚本/チリ、アルゼンチン、カタール/97分/コンペティション部門
1976年、ピノチェトの独裁政治から3年が経ったチリ。サンディエゴに住む金持ちの医師の妻であるカルメンは、孫の誕生日パーティーを開くまでに内装しようと海辺の別荘に来ていた。
そこにこの地域の司祭から内密に「足に怪我を負っている青年を匿ってほしい」と懇願される。やむなく引き受けたカルメンだったが、平穏な日々はそのことがきっかけで崩れていく。
匿った青年は反政府活動家で秘密警察に見つかれば殺されてしまう。もちろん匿ったカルメンも。元介護士だったカルメンは足の手当てをしたり、食事、衣服の世話をするうちに同情して、なんと彼のかわりに反政府活動の人に連絡するようになる。
一方、私生活の様子も描かれていて、子や孫たちのこと、嘘を言って夫から薬をもらったりする。「平穏」の生活が崩れていく様は……。
これは賞を獲得したので公開されると思うので、これ以上かけないが、女性監督さんの作品としても期待していただきたい作品。