11月1日 第35回東京国際映画祭2022(7)『孔雀の嘆き』『エゴイスト』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221101-1.html
11月2日 第35回東京国際映画祭2022(8)『1976』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221102-1.html
11月3日 11月3日公開映画『パラレル・マザーズ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221103-1.html
11月4日 11月4日公開映画(1)『ソウル・オブ・ワイン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221104-1.html
11月5日 11月4日公開映画(2)『手紙 オモニの願い』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221105-1.html
11月6日 コロナ禍の中の女たち 11月26日公開『ワタシの中の彼女』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221106-1.html
11月7日 Netflix『逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221107-1.html
11月8日 DVD『家族の庭』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221108-1.html
11月9日『オレの記念日』シネマスコーレにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221109-1.html
11月10日『風雲児 織田信長』岐阜ロイヤル劇場にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221110-1.html
11月11日 11月11日公開映画(1)『奈落のマイホーム』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221111-1.html
11月12日 11月11日公開映画(2)『ランディ・ローズ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221112-1.html
11月13日 隅における男 11月18日公開『宮松と山下』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221113-1.html
11月14日 Netflix『キラーナース:その狂気を追跡する』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221114-1.html
11月15日 フランス映画祭2022年のお知らせ 『EIFFEL』『あのこと』を少しずつhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221115-1.html
11月16日 おいしい映画祭2022のお知らせhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221116-1.html
11月17日 両家は大混乱に 12月2日公開『泣いたり笑ったり』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221117-1.html
11月18日 11月18日公開映画(1)『ある男』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221118-1.html
11月19日 11月18日公開映画(2)『奇蹟の人 ホセ・アリゴー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221119-1.html
11月20日 公開はジョン・レノンさんご命日 12月8日公開『ジョン・レノン 音楽で世界を変えた男の真実』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221120-1.html
11月21日 Netflix『檻の中』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221121-1.html
11月22日『左様なら今晩は』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221122-1.html
11月23日『ザリガニの鳴くところ』名古屋109シネマズにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221123-1.html
11月24日 今年一番の後味悪い作品かもしれない……12月9日公開『光復』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221124-1.html
11月25日 11月25日公開映画『シスター 夏のわかれ道』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221125-1.html
11月26日 愛あるグロテスク・ストップモーションアニメ 12月2日公開『マッドゴッド』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221126-1.html
11月27日 内包した闘志が燃えて 12月16日公開『ケイコ 目を澄ませて』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221127-1.html
11月28日 Netflix『ノエルの日記』『マイ・ハッピー・ファミリー』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221128-1.html
11月29日『すずめの戸締まり』名古屋109シネマズにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221129-1.html
11月30日 2022年11月のブログ・リスト
2022年11月30日
2022年11月29日
『すずめの戸締まり』名古屋109シネマズにて
🎬『すずめの戸締まり』新海誠監督、原作、脚本/121分
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(声: 原菜乃華)は、廃墟の扉を探しているというひとり旅の青年・宗像草太(声: 松村北斗)と出会う。なぜかその青年が気になって、彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのように存在する扉を見つけた。
その扉に手を伸ばすが、それがきっかけで日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは「災い」が来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることにした。
新海監督の『言の葉の庭』でファンになったが大作になるに従って「公開したら初日初回に」の熱は無くなった。
『言の葉の庭』では監督、原作、脚本、絵コンテ、演出、色彩設計、撮影、編集と手掛けていて何もかもに手作りの温もりを感じたが、技術はどんどん良くなってきたのは認めても大仰なストーリー、「エンタメ」に走りすぎている今作は凡庸に感じた。
つい数日前に見たストップモーションアニメ『マッドゴッド』をオンライン試写で観ているミッキーにとってアニメの方向性は違うが『マッドゴッド』以上の魅力は感じなかった。
★声優さん、音楽は秀逸❗️
九州で暮らす17歳の岩戸鈴芽(声: 原菜乃華)は、廃墟の扉を探しているというひとり旅の青年・宗像草太(声: 松村北斗)と出会う。なぜかその青年が気になって、彼の後を追って山中の廃墟にたどり着いたすずめは、そこだけ崩壊から取り残されたかのように存在する扉を見つけた。
その扉に手を伸ばすが、それがきっかけで日本各地で次々と扉が開き始める。扉の向こう側からは「災い」が来るため、すずめは扉を閉める「戸締りの旅」に出ることにした。
新海監督の『言の葉の庭』でファンになったが大作になるに従って「公開したら初日初回に」の熱は無くなった。
『言の葉の庭』では監督、原作、脚本、絵コンテ、演出、色彩設計、撮影、編集と手掛けていて何もかもに手作りの温もりを感じたが、技術はどんどん良くなってきたのは認めても大仰なストーリー、「エンタメ」に走りすぎている今作は凡庸に感じた。
つい数日前に見たストップモーションアニメ『マッドゴッド』をオンライン試写で観ているミッキーにとってアニメの方向性は違うが『マッドゴッド』以上の魅力は感じなかった。
★声優さん、音楽は秀逸❗️
2022年11月28日
Netflix『ノエルの日記』『マイ・ハッピー・ファミリー』
🎬『ノエルの日記』チャールズ・シャイア監督、脚本/アメリカ/99分
12月、もうすぐクリスマスのある日、愛犬エヴァと暮らす人気作家ジェイク・ターナー(ジャスティン・ハートリー)に、母ロイスの遺産管理人である弁護士から電話があり、長い間疎遠だった母の死を知る。遺産相続の手続きや母が遺した家の掃除や整理をするためクリスマスに帰省したジェイク。18歳で家を出てパリに行ってから、ほぼ20年ぶりの帰郷だった。
実家に入ろうとした時、道路の向かい側に家の様子を窺っている女性がいたが、あまり気を止めずに、実家の隣人である老婦人エリーと再会を喜びながら、家の中の掃除を少しずつ始めた。
掃除する中で誰かの日記を見つける。そんな時、以前見かけた女性が家を訪ねて来た。女性の名前はレイチェル・キャンベル(バレット・ドス)といい「生みの母を探している」という彼女は、生みの母が昔ターナー家に住み、子守として働いていたことを明かし、生みの母探しに協力してもらえないかと頼み込まれる。
昔のことはよくわからないジェイクは隣人のエリーに聞いてみると「確かに子守りさんがいた、ご夫婦は大層喜んでいたよ。その人は妊娠していて確か名前は……クリスマスに関係した名前だった。あ、ジェイク、あなたのお父様ならきっとご存じよ」と教えてくれた。
だがジェイクは父親とは会いたくないので、これ以上力になれないとレイチェルに伝える。
いい映画だった。一家族に起こったことのあれやこれやが丁寧に描かれていて、最後もサラッとしていて◎ ご家族で楽しめる作品。
🎬『マイ・ハッピー・ファミリー』ナナ・エクチミシヴィリ監督/フランス、ドイツ、ショージァ/120分/2017年/11月30日 明日まで配信
ジョージア(グルジア)で高校教師として働く2人の子の母マナナ(イア・シュグリャシュヴィリ)は、夫、自分の父母、結婚している長女、無職の長男で家は持ち家。権力を持っているのは口うるさい実母で、どこにもマナナの居場所はなかった。
そして、52歳の誕生日に家を出て1人で生活すると宣言して、夫や家族を驚かせる。
始まりのシーンは落ち着かない家庭の一コマ。マナナには兄がいるのに両親とマナナが実家に住んでいて、夫はマスオさん状態だが、そんなことはご本人はなんとも思っていない。
子らも恋人を連れ込んで居間でイチャイチャ。マナナは母親の小言を陰気くさい顔つきで黙ってきいている。高校教師を続けられたのも子らの面倒を見てくれる母親がいたからなのに……。
でも一回も自分の育った家から「出た」ことがない彼女にとって「家を出て一人で暮らしたい」願望は募ったのもわかる。家を出る宣言の前に下町の安いアパートを見つけているので実行力はある。
これは地味作り映画だがNetflix上では好評。でも明日の30日まで。もっと早くみるのだった。
★終わり方はどうにでも考えられて「あと引きグルジア料理」のようだ。
12月、もうすぐクリスマスのある日、愛犬エヴァと暮らす人気作家ジェイク・ターナー(ジャスティン・ハートリー)に、母ロイスの遺産管理人である弁護士から電話があり、長い間疎遠だった母の死を知る。遺産相続の手続きや母が遺した家の掃除や整理をするためクリスマスに帰省したジェイク。18歳で家を出てパリに行ってから、ほぼ20年ぶりの帰郷だった。
実家に入ろうとした時、道路の向かい側に家の様子を窺っている女性がいたが、あまり気を止めずに、実家の隣人である老婦人エリーと再会を喜びながら、家の中の掃除を少しずつ始めた。
掃除する中で誰かの日記を見つける。そんな時、以前見かけた女性が家を訪ねて来た。女性の名前はレイチェル・キャンベル(バレット・ドス)といい「生みの母を探している」という彼女は、生みの母が昔ターナー家に住み、子守として働いていたことを明かし、生みの母探しに協力してもらえないかと頼み込まれる。
昔のことはよくわからないジェイクは隣人のエリーに聞いてみると「確かに子守りさんがいた、ご夫婦は大層喜んでいたよ。その人は妊娠していて確か名前は……クリスマスに関係した名前だった。あ、ジェイク、あなたのお父様ならきっとご存じよ」と教えてくれた。
だがジェイクは父親とは会いたくないので、これ以上力になれないとレイチェルに伝える。
いい映画だった。一家族に起こったことのあれやこれやが丁寧に描かれていて、最後もサラッとしていて◎ ご家族で楽しめる作品。
🎬『マイ・ハッピー・ファミリー』ナナ・エクチミシヴィリ監督/フランス、ドイツ、ショージァ/120分/2017年/11月30日 明日まで配信
ジョージア(グルジア)で高校教師として働く2人の子の母マナナ(イア・シュグリャシュヴィリ)は、夫、自分の父母、結婚している長女、無職の長男で家は持ち家。権力を持っているのは口うるさい実母で、どこにもマナナの居場所はなかった。
そして、52歳の誕生日に家を出て1人で生活すると宣言して、夫や家族を驚かせる。
始まりのシーンは落ち着かない家庭の一コマ。マナナには兄がいるのに両親とマナナが実家に住んでいて、夫はマスオさん状態だが、そんなことはご本人はなんとも思っていない。
子らも恋人を連れ込んで居間でイチャイチャ。マナナは母親の小言を陰気くさい顔つきで黙ってきいている。高校教師を続けられたのも子らの面倒を見てくれる母親がいたからなのに……。
でも一回も自分の育った家から「出た」ことがない彼女にとって「家を出て一人で暮らしたい」願望は募ったのもわかる。家を出る宣言の前に下町の安いアパートを見つけているので実行力はある。
これは地味作り映画だがNetflix上では好評。でも明日の30日まで。もっと早くみるのだった。
★終わり方はどうにでも考えられて「あと引きグルジア料理」のようだ。