2022年10月31日

2022年10月のブログ・リスト

10月1日 9月30日公開映画(2)『アイ・アム まきもと』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221001-1.html
10月2日 クローンには負けられない❗️10月7日公開『デュアル』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221002-1.html
10月3日『DAGON』『ZONBIO/死霊のしたたり』大須シネマにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221003-1.html
10月4日『バビ・ヤール』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221004-1.html
10月5日『空気殺人 TOXIC』伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221005-1.html
10月6日 山の恵み、川の恵みがお腹も心も満たしてくれた 11月11日公開『土を喰らう十二ヵ月』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221006-1.html
10月7日 10月7日公開映画『声 姿なき犯罪者』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221007-1.html
10月8日 10月8日公開映画『夜明けまでバス停で』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221008-1.html
10月9日 サンドリンガム城の3日間 10月14日公開『スペンサー ダイアナの決意』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221009-1.html
10月10日 バック・トゥ・バック・シアター「ODDLANDS」「SHADOW」伏見ミリオン座にてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221010-1.html
10月11日 Netflix『グレートウォーター: ヴロツワフの大洪水』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221011-1.html
10月12日 波瀾万丈の人生、進行中? 10月21日公開『クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221012-1.html
10月13日 実在するゲイの水球チームがモデル 10月28日公開『シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221013-1.html
10月14日 10月14日公開映画(1)『もっと超越した所へ。』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221014-1.html
10月15日 10月14日公開映画(2)『向田理髪店』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221015-1.html
10月16日 「臭いものには蓋」は、もったいない 10月28日公開『ウンチク/うんこが地球を救う』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221015-1.html
10月17日 Netflix 『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221017-1.html
10月18日 Netflix『殺人鬼との対談: ジェフリー・ダーマ―の場合』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221018-1.html
10月19日『北のともしび』シネマスコーレにてhttp://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221019-1.html
10月20日 DVD『ブルーバレンタイン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221020-1.html
10月21日 10月21日公開映画(1)『42-50 火光(かぎろい)』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221021-1.html
10月22日 10月21日公開映画(2)『アフター・ヤン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221022-1.html
10月23日 母の愛の圧倒的な強さに頭が下がった 11月4日公開『桜色の風が咲く』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221023-1.html
10月24日 DVD『生きる』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221024-1.html
10月25日 第35回東京国際映画祭2022(1)オープニング作品『ラーゲリーより愛を込めて』 http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221025-1.html
10月26日 第35回東京国際映画祭2022(2)『あちらにいる鬼』『彼方に閃光』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221026-1.html
10月27日 第35回東京国際映画祭2022(3)『へその緒』『わたしのお母さん』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221027-1.html
10月28日 第35回東京国際映画祭2022(4)『雑魚どもよ、大志を抱け!』『アイ アム ア コメディアン』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221028-1.html
10月29日 第35回東京国際映画祭2022(5)『はだかのゆめ』『セカンド・チャンス』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221029-1.html
10月30日 第35回東京国際映画祭2022(6)『ザ・ビースト』『あつい胸さわぎ』http://mikki-eigazanmai.seesaa.net/archives/20221030-1.html
10月31日 2022年10月のブログ・リスト
posted by ミッキー at 04:59| Comment(0) | ブログ・リスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月30日

第35回東京国際映画祭2022(6)『ザ・ビースト』『あつい胸騒ぎ』

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🎬『ザ・ビースト』ロドリゴ・ソロゴイェン監督/スペイン、フランス/138分/コンペティション部門

スペインのガリシア地方の山間の村に、自然農法をしたいためにこの地に移住したフランス人中年夫婦のアントワーヌとオルガ(ドウニ・メノーシュとマリーナ・フォイス)がいた。夫婦は毎日、喜びを持って農作業に明け暮れていた。

だが貧困の村人たちは、風力発電の地元誘致にやっきになっていて、それに反対する夫婦に暴力的な制裁をするようになる。特にすぐ隣の独身のアンタ兄弟の狂暴さには毎日の暮らしも脅かされて……。

見ごたえあり!山奥の田舎で「すぐ隣」なら歩いて10分くらい(もっとか?)という感覚だが、このお隣は庭続きでほんの2、3分。あまりの酷さにアントワーヌは小型ビデオカメラを買って応戦するようになる。

これ以上書けないが、ミッキーの周りの方々が観ていなかったので思いがけない「拾いもの」をした感じで嬉しくなった。ご夫婦像としてもミッキーの好み!

★監督さんの前作は『おもかげ』 元夫と旅行中の幼い息子から電話を受けた母親は、息子が一人で海辺に取り残されていることを知る。10年後、息子が失踪した海辺のレストランで働く母親は息子によく似たフランス人の少年と出会う。これも好きな作品だった。


🎬『あつい胸さわぎ』まつむらしんご監督/93分/Nippon Cinema Now部門

とある港町で暮らす千夏(吉田 美月喜)と母・昭子(常盤 貴子)は二人仲良く平穏に暮らした。

念願の大学に合格した千夏は創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませていた。そんな時、初恋の相手である川柳光輝(奥平 大兼)と再会したことで浮き立つ想いを感じていた。

一方、母の昭子も職場に転任してきた木村 (三浦 誠己)の人柄に惹かれはじめていて、同僚の花内 透子(前田 敦子)にからかわれていた。

そんなある日、千夏に乳がん検診の再検査の通知がきて……。


胸も、恋で高なるのと乳がんでは、天と地の差。こんな可愛い女の子が可哀想……。

女の子病のテーマなら山(?)ほどある。正直、期待せずに観たが、女3人(常盤貴子、前田敦子、吉田美月喜)の相性がとっても良かった。脚本が高橋泉さんと知ってなるほどと思った。

最後に画面と合わせて流れる歌も作品にピッタリ。監督さんはセンスがいい❗️
posted by ミッキー at 04:55| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年10月29日

第35回東京国際映画祭2022(5)『はだかのゆめ』『セカンド・チャンス』

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🎬『はだかのゆめ』甫木元空 監督、脚本、編集/59分/Nippon Cinema Now部門

四万十川のほとりで、年老いた祖父( 甫木元尊英)と、この地で余命を過ごすことを決意した母(唯野未歩子)と暮らす青年ノロ(青木柚)。彼は目前に迫る母の死を受け入れることができないで野山を歩き回る。そんなノロを年上の男性・おんちゃん(前野健太)が見守ってくれる。

これは透き通った音楽の音色(整音技術が◎)に裏打ちされた「映像詩」と言える。

ノロは時おり望遠鏡のように手を丸めて一人で暮らす母を見守っている。だからノロが死んでひとり遺された母の様子を心配して伺っているのかと想像したが間違っていたようだ。

大事など起こらず、ただ全うに生活している老人二人が眩しく感じた。


🎬『セカンド・チャンス』ラミン・バーラニ監督/アメリカ/89分/ワールド・フォーカス部門

かつてはピザ店を経営していたが火災で店じまい。以前、ピザを配達時に強盗に銃を向けられて軽い傷を負った経験から考案した防弾チョッキの製造で大成功した男を追ったドキュメンタリー。

自社製品を宣伝するために自ら防弾チョッキをつけて銃を発砲。その実演や実演フィルムを携えてアメリカ国中をセールスしてまわる。当時の大統領から感謝状が贈られる。


始めは「いやいや、すごい男だ!アメリカンドリームそのものだ!」と驚きながら見入った。だがそれは始めだけで、後は……。

これは公開必至?だろうから、あまり詳しく書けないが、この男の半分以上は嘘で固めた「成功物語」

★監督さんの前作は2014年公開でアンドリュー・ガーフィールド主演『ドリーム ホーム 99%を操る男たち』新作も「操る男」が主演だ。
posted by ミッキー at 22:08| Comment(0) | 映画祭・映画関連催し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする