『LAMB ラム』バルディミール・ヨハンソン監督、脚本/アイスランド、スウェーデン、ポーランド/106分
山間に住む羊飼いの夫婦イングヴァルとマリア(ヒナミル・スナイル・グブズナソン&ノオミ・ラパス)が羊の出産に立ち会うと、羊ではない何かが産まれてきた。
子どもを亡くしていた2人は、その「何か」に「アダ」と名付け育てることにする。アダとの生活は幸せな時間だったが…。
ひさしぶりに気味悪い映画を観た。まいった。主演がノオミ・ラパスだから一層気味悪かった(ほめている)。
妻は亡き娘の名をつけて猫っかわいがり(ラムかわいがり?)して、もう大変。夫もそんな妻を支える。
悪い親なら見せ物にして大儲けだが、話はそうならない。見てのお楽しみだが、ホラー度は低いが、この作品の気味悪さは消化不良になって身体に沈殿しそう……。
★羊、羊を追う犬にも表情があってアニマル賞ものだ。
★バルディミール・ヨハンソン(ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリーの特殊効果を担当)の長編監督デビュー作。