🎬『夏へのトンネル、さよならの出口』田口智久監督、脚本/83分
妹の事故死が心の傷となっている高校生・塔野カオル(声:鈴鹿央士)は、自分を曲げない強い態度の転校生・花城あんず(声: 飯豊まりえ)と田舎町の電車のホームで出会う。偶然にも二人は同級となるが、群れないあんずは1日目で孤立するがそんなのには頓着しない女子だった。
この田舎町には噂の「ウラシマトンネル」があって、中に入れば願いは叶うがほんの数時間が5、6年経ってしまうのだ。
カオルとあんずは、それぞれの願いをかなえるため協力することにしたが……。
第13回小学館ライトノベル大賞でガガガ賞と審査員特別賞をダブル受賞した八目迷の小説「夏へのトンネル、さよならの出口」をアニメーション映画化。
この作品は東京国際映画祭「ジャパニーズ・アニメーション特集」で上映されるので、近くの109に行った。他には『雨を告げる漂流団地』『ぼくらのよあけ』上映される。
晩の10時頃から始まったが40人ほどの方が来ていた。仕事帰りにどこかで夕食を食べてから映画という流れだろうか。
作品は時間経過の差がもたらす話で不変の愛を描いていてわかりにくい点はなかった。声の出演の主役二人はとっても良かった。でも声で気になった場面があった。駅のアナウンス、喫茶店のウェートレスの短いセリフの声色がとても気になった。「ちょっと印象がありすぎ」で自然ではなかった。