🎬『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』 ポール・サルツマン監督、製作、脚本/カナダ/79分/9月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次ロードショー公開
ビートルズが1962年にデビューしてから今年で60年。最高傑作の「ホワイト・アルバム」を生んだインド滞在中の彼らと「奇跡の8日間」を過ごした一人の青年が撮った写真を元に製作されたドキュメンタリー。
その青年とは、当時23歳のポール・サルツマン監督。人生を見つめ直そうとインド・リシケシュに渡った彼は、超越瞑想の創始者マハリシ・マヘーシュ・ヨーギーの教えを学びに来ていたビートルズと彼らのパートナー、ビーチ・ボーイズのマイク・ラヴやドノヴァン、俳優のミア・ファローとその妹らに出会う。
作品は、サルツマン監督が50年ぶりにインドを再訪するシーンから始まる。当時の実写フィルム、サルツマンの貴重な写真、彼の思い出話はアニメーションで再現されている。
インタビューではビートルズの歴史家・マーク・ルイソン、映画音楽作曲家・ローレンス・ローゼンタール、ジョージ・ハリスンの元妻・パティ・ボイド、そして虎を撃ち殺した男を歌った「バンガロウ・ビル」の(今は動物保護活動をしている)ご当人にもマイクを向けている。
このインドの地に、ビートルズの4人は始めて経験する長期休暇(約2ヶ月間)で来訪。スーパースターのメンバーたちが普通の若者に戻って、個々に瞑想したり、4人で曲作りをしたりして過ごしている「素」の顔を垣間見せてくれる。
製作総指揮にデヴィッド・リンチ、ナレーターはモーガン・フリーマンが担当している。