2022年09月05日

Netflix『ラスト・シフト』

一枚余った青春切符で下呂温泉に。名古屋ーー岐阜ーー美濃太田ーー下呂と待ち時間含めて5時間半。

いつも熱海や伊豆高原の温泉に入っているが、やはり日本三大名泉(有馬、草津、下呂)の下呂は湯が体にまつわり付くようで、とても気持ちがいい。入ったのは430円の「幸乃湯」ロッカーは十円玉を入れたらロックされる。今時、十円玉ロッカーは珍しい。

B4CC1B76-4F9B-41B9-88E4-DE68F3C0A678.jpeg

日曜日の午後2時ごろに入ったが4、5人でゆっくりしていたら、子連れが二組来て子が4人になったので30分ぐらいで出た。しかしぬくもりは名古屋につくまで保っていて、やはり名泉と納得。

JRは冷房がきついので綿の長袖を着ていった。暑いときはうでまくりして電車では長袖、これがグッドチョイスだった。これで岐阜ロイヤルで一本映画が観られたら言うことないが、3時半が最終上映なので仕方ない。

Netflix『ラスト・シフト』アンドリュー・コーン監督、脚本/アメリカ/90分/2020年

ミシガン州の田舎にあるファストフード店。38年間、誇りを持って夜間専門で働き、もうすぐ退職する高齢の白人男性スタンリー(リチャード・ジェンキンス)と、彼の仕事の後を引き継ぐ口が達者なライター志望の黒人青年ジェボン(シェーン・ポール・マッギー)との関係を描いたドラマ。

72AA0DDF-1504-4BC8-91D3-B5E4AAE4262C.jpeg

『扉をたたく人』『シェイプ・オブ・ウォーター』のリチャード・ジェンキンスさん主演と知って早速見た。ちょうどジェンキンスさんも75歳で体の動かし方も表情もミッキーとちょっと似ていて親近感を覚えた。

夜間のファーストフードの責任者として38年間、真面目に働いて、最後に経営者から「気持ちだけ」と言って50ドルのカードをもらっただけにはびっくり。退職金は?年金は?と聞きたくなった。

アメリカの保証制度に疑問が残るが、そんなことを別にしても、ミッキーの好みの作品だった。

幕切れは「2人は世代は違うが理解し合う仲」にはならず、意外と冷たい間柄で終わってしまうが、それが「現実」というものだろうと感じた。
posted by ミッキー at 03:49| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする