🎬『デリシュ!』エリック・ベナール監督、脚本/フランス、ベルギー/112分
1789年。宮廷料理人マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)は、貴族たちの集う晩餐にジャガイモを使用したことで怒りかって解雇された。
息子を連れて実家へ帰ったが、そこに1人の女性ルイーズ(イザベル・カレ)が料理を習いたい、弟子にしてくれと訪ねて来た。彼女の熱意に負けて料理を教えることになったマンスロンだが、失っていた料理への情熱を徐々に取り戻していく。
やがてマンスロンはルイーズと息子の協力を得て、一般の人も気軽に入ることができる世界初のレストランを開店する。
今から230年前、フランス革命前夜のフランスが舞台。世界で初めてレストランを作った男の実話をもとに描いた人間ドラマ。
へぇ、レストランの始まりは「男」の意地と「女」のアイディアで生まれたのか!
そういえば昔は肉は王公貴族が食べて庶民は野菜や芋で腹をふくらませていたとか聞いたことがあった。じゃがいもを料理に出して皆の前で罵倒され捨てられたのも納得だ。
この映画でも女性コック(補助)的な人物が出ているが、実際にはつい最近まで女性の料理人の立場は男性の十分の一ぐらいの割合でしかないと思う。
★主役にグレゴリー・ガドゥボワ、どこかで見たなあと思って調べてみたら『キャメラを止めるな!』に出ていたキャメラマンのホソダ役の方だった。